中身は30歳、体は3歳 ちっさいおっさん奮闘記

旅行 初日夜編 01 北 ページ40

お風呂から上がり
タママと一緒に部屋に戻ると




2「お風呂にガヤ居た……よね？大丈夫だった？」



少し心配そうな顔を浮かべながらニカが
聞いて来た。
まぁ、そうだよな。



T「うん、居た。でも、みちゅのお陰で大丈夫だった〜〜それに、ガヤは狭いお風呂に人と入るのが嫌なだけで、一緒に入るのが嫌な訳じゃないみたいよ。今日もゆっくり入りたいだけみたいだし。」




S「そうなの？んじゃ、明日ガヤさんと一緒に入ろう〜。ニカっ明日一緒に入ろう〜〜」




T「それは無理じゃない……。」




それは、俺も無理だと思うぞ千賀……。




2「えっ？何でだよ〜タマとみちゅは、大丈夫なのに？」




それはだな……




Y「ゆっくり入れないだろ、お前らと一緒だと。裕太の話し聞いてたか？揃うと何もしなくても煩い感じがするから、無理だね。」




その通りです、よこーブラックマリア。
口調は、優しいけれどハッキリ、キッパリと
お馬鹿な2人にも分かる説明を
ありがとうございます〜〜



M「2人共、ドンマイ。」




T「お前、他人ごとみたいにしてるけれど、多分お前もあっち側だからな。」




M「うっそ〜〜俺、ガヤさんとは隠れ仲良しなのに？」




俺もタママの意見に1票！
そして多分、
30歳の俺もあっち側な気がしている……
誰も言わないけれど、なんとなく……



すんっ。




って、だからこそのこの3歳児で
チャンスを掴めなんだけどさぁ〜〜




それよりも、お前ら〜〜





この会話は、普通
3歳児の前でしちゃダメなやつだからな！
たぁしゅけって怖いの？って
聞いちゃうやつだぞ〜〜ったく。




T「隠れ仲良しは、隠れてなんぼだろ！表立ってお風呂に入る訳ないだろ！ってより、みちゅが例外なだけだと思う。3人で楽しかったよな〜みちゅ。」





K「うん、楽しかった〜。」





いきなりフルなよタママ〜〜
突然だと、3歳児仕様の返事が
出来ない恐れがあるんだよ。




2「楽しかったって、何したかスゲー気になるんだけど！みちゅ、何したの？教えて？」




S「聞きたい！聞きたい！教えて！」




えぇぇぇ〜〜どうしようかな？
嬉しくて言いたい気持ちと
勿体なくて内緒にしたい気持ちと
どっちが強いかな〜〜




ゔ〜〜ん。




K「ひみちゅ〜〜。」




やっぱり内緒〜〜




2「いいじゃん〜教えてよ〜〜。」




ツンツン、ツンツン



腰をツンツンされて
くすぐったくて笑っちゃう。



K「キャははは〜ひみちゅ〜。」

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