太輔くんの妄想爆走日記

雑誌撮影編 06 藤 ページ6

大事な大事な
極上の触れ合いタイムの
貴重なツーカットが無駄になった。




もう〜〜〜〜頼みますよ〜〜




拝啓
雑誌の撮影スタッフの皆様へ


まだまだ、
この後も他のメンバーの撮影もあり
大変だとは思いますが
どうか、俺の願いを叶えて下さい。

どうか、もう少し、もう少しだけでいいんで
北山との触れ合いを
増やして頂けないでしょうか。


宜しくお願い致します。

敬具




心の中で、切実な願いを文にしたためた。





次こそは、触れ合いタイムであってくれ
頼む〜〜



「じゃあ、パジャマに着替えて来て下さい。」




えっ？はぁ？
もうパジャマなの？




いやいや、急過ぎるでしょう〜〜〜〜
いくら何でも、ねぇ〜〜〜〜〜〜




だいぶ順番を吹っ飛ばしてのパジャマ〜〜
俺は、いいよ〜〜
いつでも、準備万端なウェカムな状態だから。




わかってねぇーな〜〜




北山ねぇ〜〜
そんな、すっ飛ばしたらベッドルームなんて
恥ずかしがって行ってくれないよ。




物事には、順序ってのがあるんですから〜〜
いきなりパジャマだなんて、ハレンチ〜〜




北山をそんなに簡単に
ベッドルームに連れ込めるなら
俺も綿密なシミュレーションを
何パターンも考えないですからね〜〜〜〜




K「藤ヶ谷〜〜パジャマに着替えに行くぞ。」




うん、うん。
行くよ〜〜今直ぐに行く〜〜




って、このタイミングでそんな事を言われたら
期待しちゃう〜〜〜〜〜〜




でも、仕事じゃなかったら
本当は、簡単にパジャマになんかなっちゃ
駄目なんだよ。わかる？




F「あぁ〜わかった。」




余計な邪念と妄想を悟られないように
何時もの顔と声のトーンで返事をし
それぞれに用意されたパジャマに着替えた。




何、何〜〜お揃い〜〜
しかも、チェック〜〜〜〜〜
ひゃっほい〜〜〜〜〜
テンション上がるぅ〜〜




しかも、
北山が赤で、俺がピンク
そして、そして
北山のがダボダボ〜〜〜〜
衣装さん、わかってる〜〜




グッ・ジョブで〜〜〜す。




文をしたためた、甲斐がありました〜。
あざーすっ。




隣で、北山がモゾモゾしてるけど
上手く出来ないみたいで、手こずってる。




出来るな〜〜出来るな〜〜出来ちゃ駄目〜〜




って念を送りながら
北山をチラチラと見て
あの言葉を言われのを待つ。




ドキドキ、ドキドキ。




K「藤ヶ谷、俺のデカイの。袖まくって。」





来た〜〜きた〜〜キタ〜〜〜




その言葉、首を長くして
お待ち申し上げておりました。

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