太輔くんの妄想爆走日記

お付き合い編 07 藤 ページ40

LINEの連絡が来てから
直ぐにキャップをかぶり
バッグを肩に掛けたスタイルで姿を現した。




来た〜〜
待ちに待って待って待って待ちわびた
愛しの可愛い俺だけの宏光〜〜〜




キョロキョロと俺の車を探してる
早く見つけて〜〜
ここだよ〜〜貴方の太輔はここに居るよ〜〜




そして、
車を見つけると小走りでこっちに来て
車に乗りこんで来た。




バタンっ




K「お疲れ〜〜お迎えありがとう。早かったね、待たせちゃった？」




F「お疲れ〜〜待ちわびてた。でも、それもデートの一部だから大丈夫。」




K「でっ何処に行くの？楽しみなんだけど。」





またもや、俺の発言を華麗にスルー
うん、うん。
わかってるよ宏光、
ただいまのチューが出来ないから
スネてるんでしょ？




後で、タップリ、がっつり、ねっとり
してあげるね〜〜〜




F「内緒〜〜〜。」



ちょっと溜めてから
指を口にあてて、ウィンクする。




K「えぇ〜〜教えてよ〜。」




プルプルのお口を尖らせて
俺の腕をユサユサする。




F「ダメ〜着いてのお楽しみ。」



それを
頭をポンポンしてなだめる。




K「じゃあ、お楽しみにしとく。」




最後は、
ニッコリして座席で足をブラブラさせてる。




これこれ〜〜これ〜〜
シミュレーションの中で
最も何度もしまくった憧れシリーズ！





大した場所じゃないのに
無駄に勿体振るやり取り〜〜
そんで、
イチャイチャとボディータッチを繰り返す
このくだり〜〜




叶っちゃったよ〜〜
憧れの正に理想の茶番〜
あぁ〜愉快、愉快〜




更に理想を言うなら
間に濃厚なベロチューを挟み込んで
史上最強の
LOVELOVE茶番サンドイッチの完成〜〜




車内は密室とは言え
ここは、お仕事をするとこの駐車場
ベロチューは、お控えなすってしておく。




F「それじゃ、出発するね。」




アクセルを軽快に踏み込み車を走らせた。




車内では、さっきとは違う
自分達の最新アルバムを流し
お互いに口ずさみながらのドライブ〜〜




ネオンが煌々とした夜の都内を走り抜けて
ちょっと薄暗い通り差し掛かる。




ミッション・イン・太輔発動しまーす！




ハンドルを握っていない左手で
宏光の右手をギュっする。



ちょっと驚いていた宏光だったけれど、
自ら手を反転させて指と指を絡める
通称恋人繋ぎをしてきた。



宏光っ、大胆〜〜



しかも、宏光主導の元に
指を絡ませて動かしてのイチャイチャ。



ヤバい！
全然、運転に集中出来ません〜〜

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