太輔くんの妄想爆走日記

FIRE!!!編 12 藤 ページ26

打ち合わせデート中に
実演シチュエーション〜〜




かつて、
こんなに自分がシミュレーションしていた
のと近い形があっただろうか？
日頃の行いの良さが、
ここに来てようやく頭角を表す〜〜〜〜





さて、どんな風に自然に偶然を装って
触れ合おうかな〜〜ルンルン〜〜〜〜





ダンスの練習という名の俺に取っての本番
寧ろ、この案を出し合ってる時が
1番のメイン〜〜〜〜
だって、LIVE中には出来ないような事も
出来ちゃう〜〜〜〜





ここは、ダーク太輔出しちゃおうかな〜〜






出でよダーク太輔！





言われた通りに端に寄る。
なっ、なんだろう？このドキドキ感〜〜
さっき、隣に座っていた時よりも
ドキドキ〜〜〜〜〜〜




吊り橋効果に既にドップリ、しかっり
ハマってます〜〜〜〜



好きな人は、益々ドキドキして好きに
そうじゃない人は、それなりにドキドキ



ってやつか？
フィルムのCMで使われた文句のような事か？




えぇぇぇ〜〜〜〜
益々、好きになっちゃうの〜〜〜〜
細胞まで完全にやられちまってるレベルの
北山溺愛症をわずらってるのに？





どうしよう〜〜〜〜
そんな事になったら、俺から溢れ出た
北山溺愛菌をばら撒く事になっちゃう〜〜





病気扱いとか〜〜〜〜困ります。





お注射チックんも点滴チックんっも苦手〜〜
チックんは、されるよりしたい派〜〜〜〜




K「じゃあ、藤ヶ谷行くよ〜〜〜〜。」





F「何時でも〜〜〜〜」




俺の胸に飛び込んでおいで〜〜
藤ヶ谷ぞーんへ〜Welcome〜





端から真ん中に向って歩いて来る北山
ダンス風なのをしながら
そして、
俺もそれに習ってダンス風で近付いてく




北山迄の距離、後5歩




4歩・3歩・2歩・1歩





よしっ今だ〜〜





ガシッ




北山の反応を全無視をして
ガッツリ、しっかり勝手に腕と腕を絡ませて
腰にもう片方の手を回して無駄に触れ合う。





絡めた腕も腰の感触も最高です〜〜〜〜






可愛いお目目を見開き瞬きもしないで
俺の顔を凝視している万年無自覚小悪魔ちゃん





んっふふふ〜〜忘れちゃった？
俺がキングだって事！





ニヤリっ




F「始め離れてるし、最後はこれくらいドカンって絡んむのでも良くない？ふぅ〜〜。」




すぐ真横にある北山の顔
耳元で囁き、
本人に向かって北山溺愛菌を吹きかける。




K「うん、でも……腰の手はちょっとやり過ぎか……な？」




えぇぇぇ〜〜〜〜本当に？
最小限に控えめにしたんですけど〜〜〜〜

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