太輔くんの妄想爆走日記

雑誌撮影編 11 藤 ページ11

足を片方づつ
ベッドへと導き吸い寄せられるように
未知の世界へと入っていく。





そこで、
横になり付き頬づえをつき
言われた通りの格好をした。





北山が入りやすいようにと
ホテルのドアマンのように布団をめくり
その時が来るのを
今か今かと待ちわびる〜〜〜〜





来た〜〜きた〜〜〜キタ〜〜〜〜





俺が丁寧にクルクルしてあげたお袖と
ちょっと大きめのパジャマ姿の北山が
俺の元へとやってくる〜〜〜〜〜





うん、うん。
いらっしゃい〜〜早くいらっしゃい〜〜





〜 Welcome Taisuke Hotel 〜





わたくしが、
身体の済みから済みまで案内させて頂きます。





何処か気になる場所等はございますか？





こちらの腕と胸は、寝る時にご利用されると
とても安眠出来ると評判ですよ。





それから、唇と舌
とっても美味しく頂けるように
いつでも準備万端にしておりますので
是非、1度味わってみて下さい。





それから、ソコ
かなりいい働きをみせると伺っております。
ご利用の際には、
ルームサービスとなっておりますので
内線して頂ければ
光の速さで飛んでまいります。





俺の身体の紹介も無事に終わる頃には
北山が俺の隣に横になり
言われた通りに少し上を向く




バチっ




北山を覗くような体制の俺と
バッチリ、かっちり、しっかりと
お目目が合ってる〜〜〜〜〜〜〜






本日2回目の大噴火がおこりそうな俺の脳内。





でも、ここは我慢だ我慢。
極上の至福タイムと共に
またもや、忍耐の時間が来てしまった。



カシャ




カシャ




くぅ〜〜〜〜さっきよりも
アイドル仕様の顔をするのが辛いぜっ。




ここでもし、2回目の大噴火がおきたら
きっと、
俺の理性は全て破壊され飛び散り
残るのは雄としての本能のみ。





それは、檻から出された猛獣と同じ
雄の本能だけなんて〜〜〜〜
この撮影現場で絶対に
あってはならない事を起こすに
違いない〜〜〜〜〜〜〜〜






自分でも、それだけは避けたい。




カシャ




カシャ




ゔゔ〜〜〜〜
こんなに近いのに触れられないなんて〜〜〜
それでも、顔は、顔だけは保ち続ける。




キラ〜〜ん。




ここに来て、
閃きの神様が俺の元へと舞い降りてくる。




でも、もし、仮に
俺のこの手から頬が落ちたとしたら
それが例え俺の戦略だとしても
ハプニングで済まされる〜〜〜〜〜




これは、1度だけ使える必殺技だ。





よく、
使うタイミングを見計らわねばならない。

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