推しに会える、マジで？3【あんスタ】

93day ページ8

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「袖よーし！前面よーし！背面よーし！ズボンよーし！靴よーし！飾りよーし！衣装よーし!!」


衣装しか確認してない。なぜなら機材方面は全くもって無知だからだ。そちらの方は昨日のリハーサルの時からあんずちゃんが確認してくれているから私も後で合流してある程度教えてもらう予定。


やはり自分で手掛けた衣装というのは愛着が湧くものなんだなとしんみりする。これをきて皆がステージに立つんだ。大勢のファンの前で。

…ピッチリとした太腿を晒して。やっぱり宗さんにピチピチを推薦してよかったと心からあの時の私に合掌する。皆の細くて程よく筋肉のついたあのエチエチを存分にファンの皆には楽しんでもらいたい…。

私は昨日リハーサルを観客席から見てたからバッチリ鼻血を流して拝めることが出来た！安心して！最高の眺めをお届けすると約束するよ!!



そういえば１ヶ月程前にも鼻血を出したな、と
思い返す。

宗さんとなずにゃんの秘蔵写真で手を打った日の翌日、衣装を作るにあたって放課後Knightsメンバー全員の採寸をした時の事だ。

事前にあんずちゃんからなんとなーくで聞いておいた測定の仕方を復習するように思い返して、私はセナハウスの扉を開けた。


「アラ、いらっしゃいAちゃん」


語尾に可愛らしく音符をつけて歓迎してくれた嵐ちゃんは普段身にまとっている制服では無く夢ノ咲指定の体操服を身につけていた。

いつもならジャージを着てるけど今はシャツだけだから分かる…いや私には見えるぞ。そのシャツ1枚の下に隠された陸上部で鍛え上げられたであろう筋肉が…。

獲物を狙うハイエナの如く見つめていれば嵐ちゃんは苦笑を零した。そんな顔も綺麗だよ好き。


「さっきぶり嵐ちゃん！ところで皆は？」

「まだお着替え中よォ」

「へ〜そっか…」

「…覗いちゃダメよ？」


皆が着替えて居るのであろう隣の部屋にそっと目線を送れば嵐ちゃんは釘を刺す用に私にそっとそう告げる。

なんでバレたんだ…。

正直凛月きゅんなんてKnights衣装の時は上のボタンも下のボタンも外して可愛いおへそを毎度こんばんはさせているのだから実質上裸を見ているのとほとんど変わりないんじゃないかと思ってきた。

もちろんレッスン中とかライブ中におへそがチラリズムする度に心底悶えているのは間違いないんだけどさ？だって凛月きゅんのおへそだよ？


東京タワーからバンジージャンプするレベルで最高。

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