バスケ部 ページ10
どうしよう。頭の中で二つの考えが逡巡する。
しんちゃんと一緒にバスケ部に入ってマネージャーをするか、それとも私は私で好きな部活に入るか。
正直、どの部活に入るかなんて考えていなかった。まあ、でも知ってる人がいた方が気が楽かな、なんて楽観的な考えで私はマネージャーにきめた。
「よぅし、しんちゃん!私、きめたよ!」
いきなり席を立って話し始めた私にしんちゃんは驚いたようで、ずり落ちたメガネを指で押し上げていた。
「何をだ、稲垣」
あんなにびっくりしていたくせに平静を装うしんちゃんに思わず笑いがこみ上げる。
くすり、と零すとまたしんちゃんは軽く睨んできた。
「ちょっと、すぐ睨まないでよね!あとね、私男バスのマネージャーやるの!今決めたの!」
こぶしを作って言うと、しんちゃんは眉間に皺を寄せていった。
「今決めたって…。猪突猛進すぎなのだよ…」
そんなことを言いながらも、しんちゃんの頬は軽く緩んでいるのだから、しんちゃんってやつはかわいいのだよ、なんちって!!
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げんじつとーひ - ましゅまろぉ(僕って言ってるけど女だよ!)さん» コメントありがとうございます!面白いなんて言っていただけて嬉しいです。更新はとても遅いですが、頑張りますので何卒よろしくお願い致します! (2017年11月12日 22時) (レス) id: aa4aa6b2a4 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅまろぉ(僕って言ってるけど女だよ!) - 面白かったです!(((o(*゚∀゚*)o)))更新頑張って下さい(*`・ω-)ノ (2017年9月12日 19時) (レス) id: 31cefd0dd9 (このIDを非表示/違反報告)
げんじつとーひ - コメントありがとうございます…!!更新遅くて申し訳ありません!頑張ります!! (2016年5月27日 16時) (レス) id: aa4aa6b2a4 (このIDを非表示/違反報告)
赤菜 - 面白いです!更新頑張って下さい! (2016年5月9日 20時) (レス) id: 9922b0790c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:げんじつとーひ | 作成日時:2014年12月11日 21時