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黒の確信 3 ページ19




ツナ「Dr.シャマル!!」

シャマル「ああ?…んだよ、お前らか。
男は帰った帰った」



保健室に飛び込んで早々、だらしない格好をしながらイスに腰掛けるシャマルが目に入る。

いきなり追い払うようにしっしっと手を振るシャマルに憤っていると、リボーンが声を上げた。



リボ「シャマル、Aのためなんだ。
少し話をしちゃくれねーか?」

シャマル「Aちゃん?
そういや今日はあの超かわい子ちゃんはどこなんだよ」

リボ「説明してる暇はねえんだ、正直に答えてくれ。お前は『星野コウ』を知っているか?」

シャマル「コウ?…ああ、あの長髪のかわい子ちゃんね」



さすがというかなんというか、可愛い子の名前と顔はすぐに合致するシャマルは、そのままコウのことをムッツリ顔で話し始める。


シャマル「いや〜あの子はいいね。
普段は人形みたいに大人しいのによ、俺が抱きつこうとした時の身のこなしと冷たい目線。
ありゃ堅気の人間じゃねえぜ。
く〜あの冷ややかに軽蔑する顔を思い出すだけで、新しい扉開いちゃいそうだぜ。」


くねくねしながら気持ちの悪いことを言うシャマルにげんなりする俺。
それとは対照的にリボーンは真面目な質問を続ける。


リボ「あいつが堅気の人間じゃないってことは気づいてたんだな」

シャマル「まあ、セクハラした俺に向けられる殺気とかを感じれば自ずとな。」

リボ「なら、あいつが『ブルームファミリー』の1人娘だってのは知ってたか?」

シャマル「ブルーム?どこだそりゃ」

リボ「…前の名前をディアマンテファミリーというらしい」

シャマル「ああ?ディアマンテだぁ?
冗談言うなよ」


シャマルの眉をひそめた顔とその言葉がどういう意味かわからなくて、俺は次の言葉を待つ。


シャマル「俺はよぉ、お前を含めていろんな赤ん坊をとりあげてきたからよーく覚えてんのよ。あそこのファミリーの出産に立ち会ったのは20数年前。
その頃にコウちゃんが生まれてるわきゃねえだろ?」

ツナ「!…リボーン!!」

リボ「ああ、ようやく繋がってきたな」



コウの身元が嘘のものかもしれない。
なら、『星野コウ』は…本当は何者なんだ?



リボ「シャマル、お前の証言が必要だ。
しばらくここにいろよ」

シャマル「あ?んなこと言われたって明日はアメリカでデートが…」

リボ「Aのためだ、頼んだぞ」

シャマル「はぁ…!?」


そう言って足早に保健室を出て行くリボーン。その背中を追って俺はまた駆け出した。

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もも - 更新ずっと待ってます! (7月16日 23時) (レス) id: 9e7ed20773 (このIDを非表示/違反報告)
琉玖(プロフ) - ずっと探してた作品がこんなにも長く続いていたとは……!とてもこの物語に夢中になりました (6月4日 7時) (レス) @page27 id: 626e7bbf13 (このIDを非表示/違反報告)
こまり - 続きが気になります…(,,・д・) (6月3日 23時) (レス) @page27 id: fd7a7e37b1 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんず(プロフ) - 本当に作者様の作品大好きなんです!!更新お願いします!!!!! (2021年8月16日 2時) (レス) id: 15d62d88c4 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんず(プロフ) - 最初から読み返してきました!もう更新はされないのでしょうか… (2021年4月8日 13時) (レス) id: df822e1853 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らっく | 作成日時:2019年3月22日 18時

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