黒の確信 2 ページ18
リボ「雲雀、よくあいつが幻術の偽物だって気づいたな。」
雲雀「フン…本物だろうと偽物だろうと、ムカついたから咬み殺しただけさ。」
相変わらず無茶なことをやってのける雲雀さんに畏怖しながらも、俺は今の出来事を整理する。
ツナ「なんでコウはわざわざ俺たちを騙そうと…?」
リボ「俺たちがコウを疑いだしたから慌ててアリバイを作ろうとしたのかもな。
あまりにもお粗末な対処だが…これで、コウが限りなくクロに近いってことはわかったな。」
雲雀「あのまやかしの弱さからして近くから操作してるわけじゃなさそうだね」
ツナ「並盛にはいないって言ってたみたいだけど…じゃあ、どこに…?」
コウの居場所を探し当てようとしたその時、リボーンの電話が着信音を奏でた。
リボ「ユニ、どうした?
……なに!Aから救難信号が?」
ツナ/雲雀「「!」」
リボ「…何人かの救援をイタリアに送るんだな?わかった、また何か情報があれば教えてくれ」
すぐに通話を切ったリボーンに俺は焦った顔で詰め寄った。
ツナ「Aに何かあったの!?」
リボ「…桔梗たちをこちらへ送った後、すぐにコンタクト型ディスプレイから救難信号が送られてきたらしい。場所は白蘭が消えたのと同じ土地みたいだ。
これからユニが、イタリアで身を隠していた少数のファミリーを現地に派遣する」
ツナ「そ、それなら俺も…!」
リボ「お前たちはダメだ。
昨日ユニと話し合って決めただろ?
俺たちはボンゴレ襲撃犯を見つけることに集中するってな」
ツナ「それは…そうだけど…」
昨日、Aと別れた後に俺たちはユニの屋敷へ、ミルフィオーレについての詳しい話を聞かせてもらいに行った。
そこで俺たちは改めて決めたんだ。
今回の件、ユニたちを助けるのはAに任せて、俺たちはAを救うための情報を集めるって。
リボ「Aが決めた覚悟を無駄にするな」
ツナ「…わかった…
Dr.シャマルのところに行って話を聞きに行こう」
リボ「ああ。雲雀、緊急事態だからな
校舎へ入らせてもらうぞ」
雲雀「…許可するよ。ごねてる時間はなさそうだしね」
雲雀さんの許可を得て、俺たちは久し振りの並中へ足を踏み入れた。
リボ(…コウのやつ、かなり遠くにいるみたいだが…もしかしてあいつがAを倒したのか?だとしたら、相当急がねえとやばいぞ)
355人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「転生」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もも - 更新ずっと待ってます! (7月16日 23時) (レス) id: 9e7ed20773 (このIDを非表示/違反報告)
琉玖(プロフ) - ずっと探してた作品がこんなにも長く続いていたとは……!とてもこの物語に夢中になりました (6月4日 7時) (レス) @page27 id: 626e7bbf13 (このIDを非表示/違反報告)
こまり - 続きが気になります…(,,・д・) (6月3日 23時) (レス) @page27 id: fd7a7e37b1 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんず(プロフ) - 本当に作者様の作品大好きなんです!!更新お願いします!!!!! (2021年8月16日 2時) (レス) id: 15d62d88c4 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんず(プロフ) - 最初から読み返してきました!もう更新はされないのでしょうか… (2021年4月8日 13時) (レス) id: df822e1853 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:らっく | 作成日時:2019年3月22日 18時