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03 TH ページ3

名前も知らない街に来て初めて自分の街の心地よさに気づく







俺のいたソウルとは違って田舎なここは人も少なく若い人が珍しい






ぼーっと歩いていると誰もいない海に着いていた








水平線に夕日が沈んでいく







そんな綺麗な水平線に並行するように端まで歩く







スニーカーが砂に取られて歩きづらいけど、むしろこの感覚が俺の心を惹いていく









奥は森になっていて今にも獣が出て来そうだった







その浜辺と森のちょうど境界線あたりに古びた高台のようなものがそびえ立つ







海風によって錆びていてところどころ部品が外れているようだった







黄色いテープが周りにぐるぐると貼られていて‘’立ち入り禁止‘’と書いてある







そんなものがなくてもわざわざ入っていく人はいないだろう






そのくらい危険なのが見てわかる








そんな危険な場所も今の俺にとっては魅力的だった








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作者名:ぷよ | 作成日時:2021年10月8日 1時

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