16 ページ16
『オッパ!おはよう』
TH「もうお昼だよA」
ここにいれば私はミヨンじゃなくなってAになる
『これ、お昼ご飯ね』
TH「死んじゃだめとか言われたけどその前に食べ物がなくて死にそうだよ」
『んー、私が生きてるから大丈夫でしょう』
そう言ってメロンパンを渡せば女と男じゃ違うの、なんて笑われた
『ねぇ、オッパ。次はオッパの話が聞きたい』
メロンパンを口に頬張りながら言うと少し固まった後優しく微笑んだ
TH「俺の話だってつまらないのに」
『私は話したもん』
TH「いいんだよ。Aは俺のことなんて知らなくていいの」
あぁ、こうやって一線置かれるんだ
お前になんて話さない、そう言われているようで胸が苦しくなった
TH「あぁもう泣かないで。泣かれたらなにも言えないじゃない」
オッパに言われて自分の頬を触れば濡れている
『私っ、オッパのこと知りたいっ、、だめっ?』
オッパはそんな私に困ったように笑ってぽつりぽつりと話し始めてくれた
TH「あれは、俺が7歳の時かな______
・
385人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぷよ | 作成日時:2021年10月8日 1時