２ー２２ ページ27
カノ視点
僕は無理矢理マヤ君に体重を預けさせられた。気づかれないように欺いているが、顔の熱は尋常じゃない熱かった。
真近にある白くて透き通った肌にくりっくりの水色の瞳……薄く髪から香る甘い匂い…….
……どうしよう、理性がヤバイかも／／／
僕はマヤ君の首筋に顔を埋めた。
『ん？どうしましたカノさ……っ、痛っ！』
パッと顔を上げるとマヤ君は顔をしかめていた……どうしてそんな表情でも可愛いって僕は思うんだろう……
『な、なにしたんですか……？』
瞳に少し涙をため僕を睨むが、僕はまた欺き、笑顔を作った。
カ「なんでもないよ(ニコッ ちょっとした独占欲を付けただけだよ」
『どく……せん…よく？』
マヤ君は《独占欲》の意味を知らないようで
頭に？を浮かべていた。
……まぁ、これくらいはしないとマヤ君は僕の気持ちに気づいてくれないからな〜
だから早く気づいてね……魔夜。
魔夜視点
なんだろう……いつものカノさんじゃないような……
いったいカノさんはなにをしたんでしょうか…
アジトに戻ったら鏡で確認しようかな。
とにかく今はマリ姉さんを優先しないと！
僕等はマリ姉さんのところへ向かい、モモさんが警察官の間から手を引っ張ると、マリ姉さんは安心したような表情を浮かべた。
警察「ど、どこに行くんだ！止まりなさい！！」
まずい…！警察官の数が多すぎて振り切れない。どうすれば……
キ「っ！……マヤ……能力！」
能力……そうか！僕が目を合わせればいいんだ！
『わかりました。カノさん、もう走れますか？』
カ「うん、ありがとねマヤ君」
そう言ってカノさんはいつもの笑顔でニコリと笑った。
『そうですか……無理しないで下さいね？(首傾げ』
カ「っ／／／う、うん……気をつけるよ／／」
カノさんは態度が一変して、顔が真っ赤になってしまった。
あれ？どうして顔を赤くしたんでしょうか？
後で聞いてみましょうか。
そして僕は最後尾に移動し立ち止まって、目を瞑り警察官の方を向いた。
『……ふぅ……警察官のみなさん！！』
ビシビシと視線が感じる……おそらく警察官の全員が僕を見ているんだろう。
目を集中させると、髪の毛に違和感を感じた。
これは能力を発動させたときにくる合図みたいなものだ。
『……目を合わせる……』
しばらくしてから目を開けると、警察官の動きが停止した……
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トリュフ - 面白いです！！これからも頑張ってくださいっ！ (2018年10月26日 12時) (
レス) id: bed3358c42 (このIDを非表示/違反報告)
イチカ - 最近この作品を、見たのですが、とても面白くてビックリしました。これからも頑張って下さい (2016年5月5日 13時) (レス) id: 6cee49a922 (このIDを非表示/違反報告)
46猫(プロフ) - デルオスさん» ありがとうございます！頑張りますのでこれからもよろしくお願いします！ (2015年4月25日 16時) (レス) id: 90628d5693 (このIDを非表示/違反報告)
デルオス - 続き楽しみにしてます(^^) (2015年4月25日 16時) (レス) id: 4238519239 (このIDを非表示/違反報告)
鈴猫(プロフ) - おーえんしてﾏｽー (2015年4月25日 14時) (レス) id: 612ff67cab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：４６猫 | 作成日時：2015年1月10日 0時
