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モモ視点
キ「そうだな。え〜と……お、交通整理とかあるみたいだぞ。よかったな未経験可だ」
団長さんが求人情報誌を机の上に置き、ページを見せた。
それを見るとマリーちゃんは泣きやみ、
顏がどんどん青ざめていった。
カ「いやいやこっちのほうがいいでしょ！給料は少し安いけど鍛えられるかもしれないし。
しかも男女問わずだって！」
キ「確かにな……っておい、待て待て待て」
大事に抱えていた密閉袋をそっと机に置き、
静かに立ち去ろうとするマリーちゃんの襟を、
団長さんが掴んで再び席に着かせた。
キ「どこに行くんだお前は」
団長さんの言葉が当たったのかマリーちゃんは
ビクビクと震え出した。
マ「わ、私……こんなの無理……」
私も求人情報誌に目を通してみたが、確かに
キツそうな仕事だ……
モ「…マリーちゃんには厳しすぎませんか？」
カ「いやいや社会勉強ってことで！うっわぁ
勤務時間朝６時から夜１１時まで可能だって！
即日労働も可っあるから、これなら携帯代くらいすぐに稼げるんじゃない？」
カノさんは悪質な笑顔でマリーちゃんの顔で
覗いた。
その度にマリーちゃんは怯えている反応を見せた。
モ「もう！かわいそうですこんなの！
マリーちゃん困っているじゃないですか！」
求人情報誌を机から取り上げると、マリーちゃんはまるで女神でも見るかのような目で私を
見つめてきた。
カ「いやぁ、そうは言ってもそろそろマリーに社会の厳しさを教えないとって思ってさ。
このままニートはちょっとね」
カノさんの言葉に団長さんも「うんうん」と頷く。……ということはこの二人も何かしらの
仕事をしているんだろうか？
マ「わ、私だってちゃんと働いてるもん…！」
珍しくマリーちゃんが言い返す。
しかしキドさんもそれに被せるように言い返してくる。
カ「え？あの造花作りの内職？あれ月５００円
くらいでしょ？収入」
モ「ごっ、５００円！？」
まさかの月収三桁に驚きを隠せず、
勢い良く確認してしまった。
私の反応を見て、マリーちゃんの顔は羞恥心から徐々に赤くなっていく。
マ「そうだけど……で、でもちゃんと一個一個
丁寧に作ってるし……」
キ「お前さぁ……あれ一本５円だろ？一日三、
四本ってお前……少しはマヤを見習えよ」
団長さんはため息混じりで言った。
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トリュフ - 面白いです！！これからも頑張ってくださいっ！ (2018年10月26日 12時) (
レス) id: bed3358c42 (このIDを非表示/違反報告)
イチカ - 最近この作品を、見たのですが、とても面白くてビックリしました。これからも頑張って下さい (2016年5月5日 13時) (レス) id: 6cee49a922 (このIDを非表示/違反報告)
46猫(プロフ) - デルオスさん» ありがとうございます！頑張りますのでこれからもよろしくお願いします！ (2015年4月25日 16時) (レス) id: 90628d5693 (このIDを非表示/違反報告)
デルオス - 続き楽しみにしてます(^^) (2015年4月25日 16時) (レス) id: 4238519239 (このIDを非表示/違反報告)
鈴猫(プロフ) - おーえんしてﾏｽー (2015年4月25日 14時) (レス) id: 612ff67cab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：４６猫 | 作成日時：2015年1月10日 0時
