２ー１６ ページ17
モモ視点
キ「おいマリー！マヤだって疲れてるはずだぞ。余計に疲れさすのかよ…」
『いいじゃないですか。マリ姉さん、ここまで自力でがんばってたでしょ？少し大目にみてあげて下さい』
団長さんは「マヤが言うなら」とくいさがった。若干悲しそうな顔をしているがどうしてだろう……？
マリーちゃんがマヤ君の背中に乗ったところで階段を登り始めた。
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ようやく七階に辿り着いたとき、エレベーターから兄が出てきた……
私が唖然としていると団長さんも兄の存在に気づいたのか話しかけてきた。
キ「なんというかお前……不幸体質だな…」
モ「……ホントですね…ハハッまったく…」
カ「キ、キサラギちゃんなんか怖いよ？」
ダメだ……なんかもう笑えてきた…←
キ「で、お前の兄貴さんは何を買いにきたんだ？」
モ「あぁ〜多分ＰＣ用品だと思います。
でもなんで自分で買いに来たんだろ…？」
兄は絶賛のニートで滅多に外へは出ないのに…
『今はお盆ですし、ネット通販がやっていないからじゃないですか？』
マヤ君も気づいたようで兄を見つめていた。
モ「ん〜そうかもね。……ってあれ？マリーちゃん寝てるの？」
マリーちゃんは幸せそうな顔でスヤスヤと寝息をたてたいた。
『ええ、おそらく疲れたんでしょうね。階段を登っている最中にもう寝息をたてていましたから』
………いいなぁ〜こういう姉弟……
カ「でも今から買い物するし、マリーには悪いけど起こした方がいいんじゃない？」
カノさんが苦笑いをしながら言った。
『……それもそうですね。マリ姉さん、起きて下さい！』
マヤ君が大きな声をかけるとマリーちゃんは
ピクリと動いた。
マ「うぅん………着いたの？」
『はい。だから降りた方がいいですよ？乗ったままだとカップなど選びにくいでしょ？』
マ「………わかった」
マリーちゃんは目を擦りながら少し不機嫌な顔をしてマヤ君の背中から降りた。
すると、いきなりマヤ君の様子が変わった。
『っ！キドさん、少し気をつけた方がいいです』
マヤ君が指をさした方向にはリュックを下ろし、中身をあさっている人がいた。
見るかぎり、商品を物色しようとしている気配はないが……
キ「確かにまずいな……お前ら！ここから出るぞ！」
モ「え……？はい…」
私とマリーちゃんは状況を読めず、団長さんの言っている意味がわからなかったが、
ほかの三人は意味を理解しているのか緊迫した様子だった……
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トリュフ - 面白いです！！これからも頑張ってくださいっ！ (2018年10月26日 12時) (
レス) id: bed3358c42 (このIDを非表示/違反報告)
イチカ - 最近この作品を、見たのですが、とても面白くてビックリしました。これからも頑張って下さい (2016年5月5日 13時) (レス) id: 6cee49a922 (このIDを非表示/違反報告)
46猫(プロフ) - デルオスさん» ありがとうございます！頑張りますのでこれからもよろしくお願いします！ (2015年4月25日 16時) (レス) id: 90628d5693 (このIDを非表示/違反報告)
デルオス - 続き楽しみにしてます(^^) (2015年4月25日 16時) (レス) id: 4238519239 (このIDを非表示/違反報告)
鈴猫(プロフ) - おーえんしてﾏｽー (2015年4月25日 14時) (レス) id: 612ff67cab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：４６猫 | 作成日時：2015年1月10日 0時
