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モモ視点
『モモさん?どうしたんですか、いきなり立ち止まって』
マヤ君はもうマリーちゃんとは手を繋いでいなく、不思議そうに私の顔を覗き込んでくるが、それどころではなかった。
モ「お、お兄ちゃん……?」
『えっ?お兄ちゃんって……うわぁっ!?』
急いで逃げようとしたところでバランスを崩し、マヤ君に思い切りぶつかってしまった。
そのままマヤ君もバランスを崩し、目の前を歩いていた兄にぶつかってしまう。
マ「マヤ!危ない!」
ドンッ
『痛っ……』
シ「あ…//…ご、ごめんな!…ええと///……あの……」
……ホンット情けない声を出すな…あと頬染めないでよ、気持ち悪い…←
そして態度で示そうとしているのかマヤ君に何度も深々と頭を下げる。
『別に平気ですよ。こちらこそすみません』
マヤ君はそう言いこっちへ戻ってきた。
頭を上げた兄はマヤ君のまじめさに驚いたのか呆然としていた。
マ「マヤ!大丈夫……?」
マリーちゃんは慌ててマヤ君へ近づいた。
『大丈夫です。ぶつかっただけですから、心配しないでください』
モ「ごめんね、マヤ君…」
マヤ君は私にふりむいて『大丈夫です』と言ってくれた……優しいな…
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シンタロー視点
まったく……ひどい目にあった……
オレ、如月 シンタローは送信者不明のメールで届いた謎の少女、「エネ」のいたずらによってキーボードを壊してしまった。
なので二年ぶりに外へ出て買いに行こうとデパートを目指しているのだが……
シ「あづぃ〜〜……」
さすがに炎天下の中、長袖のジャージを着て歩くのはきつい……はやく涼しいところに行きたい!!
エ「ご主人!!そんなフラフラ歩いていたらぶつかりまっっ……」
ドンッ
エネの言葉を最後まで聞きとらずに、誰かとぶつかってしまった……
シ「わ、すみま……」
目の前を見ると……そこには顔の整った綺麗な白髪と吸い込まれそうな水色の瞳の女の子がいた。←
シ「あ…//…ご、ごめんな!…ええと///……あの……」
いくら年下だとはいえ、コミュ障のオレにとっては謝罪はそうとうキツイ……
あと……美少女だから余計に……//←
とにかく頭を深く下げる。
『別に平気ですよ。こちらこそすみません』
シ「えっ……?」
あまりの大人っぽさの謝罪に驚いて思わず頭を上げる。
すると…いつのまにか女の子はいなくなっていた。
※シンタローはマヤを女の子だと思っています
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トリュフ - 面白いです!!これからも頑張ってくださいっ! (2018年10月26日 12時) (レス) id: bed3358c42 (このIDを非表示/違反報告)
イチカ - 最近この作品を、見たのですが、とても面白くてビックリしました。これからも頑張って下さい (2016年5月5日 13時) (レス) id: 6cee49a922 (このIDを非表示/違反報告)
46猫(プロフ) - デルオスさん» ありがとうございます!頑張りますのでこれからもよろしくお願いします! (2015年4月25日 16時) (レス) id: 90628d5693 (このIDを非表示/違反報告)
デルオス - 続き楽しみにしてます(^^) (2015年4月25日 16時) (レス) id: 4238519239 (このIDを非表示/違反報告)
鈴猫(プロフ) - おーえんしてマスー (2015年4月25日 14時) (レス) id: 612ff67cab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:46猫 | 作成日時:2015年1月10日 0時