２ー１０ ページ11
モモ視点
マヤ君がちょうど離れたのでもう一度カノさんに尋ねてみた。
モ「……マヤ君と付き合うのが難しいってどうしてなんですか？」
するとカノさんは一段と怪しい笑みを浮かべ、小声でしゃべってきた。
カ「マヤ君はね……誰からも好かれるからなんだ。キドもマヤ君に好意をもっているしね。それに女顔っぽくもあるから……男からも好かれるんだよ」
へぇ〜……男女ともに人気があるんだ……ん？
てことはっ！
モ「カノさんもマヤ君が好きなんですか！？恋愛的な意味で……！！」
カ「しっ！声が大きいよ、キサラギちゃん！」
カノさんが人差し指を口にあて、顔をしかめる。慌てて私は両手で口を塞ぎ、ちらりと台所にいる二人を見た。
『マリ姉さん、小さな破片は手で拾わないで下さいね』
マ「うん！わかった」
………よ、よかった…誰にも気づかれていないや……
キ「………カノもマヤが好きなのか？」
後ろから殺気を感じ、驚いて振り向くと団長さんがおもいっきりカノさんを睨んでいた。
しまった……！団長さんには聞こえちゃったんだ……
カ「うん！大好きだよ！可愛くておっとりしててまるで天使だもん！」
キ「当然だ。マヤは本当に天使だからな」←
……あれ？喧嘩になると思っていたのに……
カ「やっぱりあの水色の目だよ！あれは神からの授かりものだよ！」←
キ「バカいえ、あの白いもこもこの髪がいいんだろう！まるで雲のように柔らかいぞ！」←
……いつのまにか、マヤ君のことを語りだしていた。
モ(どうしよう……会話についていけない)
ここにいてはダメだと思い、私はソッと二人のもとから離れ、台所へ向かった。
モ「マヤ君マリーちゃん、手伝うよ？」
しゃがんでいた二人に上から声をかけると、
ピクリと動いて見上げた。
うわぁ〜……／／／上目遣い可愛い……／／
じゃなくてっ！！
モ「け、けっこう破片あるからさ。人数多い方が早く終わるよ？」
『……いいんですか？モモさんはやらなくていいのに……』
モ「いいのっ！私が手伝いたいの！」
そう言うと二人は少し笑顔になった。
『……じゃあ、お願いしましょうか。ね、マリ姉さん？』
マ「う、うん……ありがとう……」
マリーちゃんは顔を伏せながら言った。
……恥ずかしいのかな？
クスリと笑って私もしゃがむと、マリーちゃん
は一つの布を片手で大事に握り締めているのが
見えた。
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トリュフ - 面白いです！！これからも頑張ってくださいっ！ (2018年10月26日 12時) (
レス) id: bed3358c42 (このIDを非表示/違反報告)
イチカ - 最近この作品を、見たのですが、とても面白くてビックリしました。これからも頑張って下さい (2016年5月5日 13時) (レス) id: 6cee49a922 (このIDを非表示/違反報告)
46猫(プロフ) - デルオスさん» ありがとうございます！頑張りますのでこれからもよろしくお願いします！ (2015年4月25日 16時) (レス) id: 90628d5693 (このIDを非表示/違反報告)
デルオス - 続き楽しみにしてます(^^) (2015年4月25日 16時) (レス) id: 4238519239 (このIDを非表示/違反報告)
鈴猫(プロフ) - おーえんしてﾏｽー (2015年4月25日 14時) (レス) id: 612ff67cab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：４６猫 | 作成日時：2015年1月10日 0時
