【FAIRYTAIL】メカクシトリップPart2★仲間を探しに★【カゲプロ】 (ページ10)

今日:31 hit、昨日:1 hit、合計:63,049 hit

★５２★出発ページ10

あっという間に次の日。
　今日は『ワイバーン討伐＆宝石発掘』という依頼をこなすことになった。

　討伐と発掘を同時にこなすもので、しかも1人で来るように言われているものなんだけど…フィリアとローリィはあくまでも付き添いと言うことで。カウントされないと信じて一緒に行くことになった。

　人数制限が無かったら誰かを誘って行きたかったけど仕方がないよね。まぁ何とかなるでしょ！！

ﾛｰﾘｨ「まずは依頼主に挨拶に行かないとね」

貴「…あ、あそこの山の奥かな？」

　宝石発掘か…匂いでなんとなく鉱石っぽい匂いがする。

　…あれ？他にも何かの匂いが混ざってる。
　ワイバーン…いや違う。この匂い…私は知っている。

　ピロリンッ

　再び聞き覚えのある音にフィリアとローリィは驚く。
　こんな時に神からメール。つまり誰かがこの時代に呼びこまれたということ。連日で来るんだね。

「「――――ぁぁぁぁああああああ！！！」」

貴「この声は…！！」

　上を見上げると、見覚えのある白と黒。

――――
――

その頃のギルドでは…

ｽﾃｨﾝｸﾞ「あれ？…Aが何処にもいない」

ﾐﾈﾙﾊﾞ「Aなら依頼に行ったぞ？」

スティングはAを探していたのだが、Aが不在という事を知ると…

ｽﾃｨﾝｸﾞ「はああぁぁぁぁあああぁあ！！？」

ﾚｸﾀｰ「声が大きいですよスティング君」

ｽﾃｨﾝｸﾞ「本当かお嬢！？A…なんで俺を誘わなかったんだよ！！」

ﾚｸﾀｰ「Aさんの依頼は1人で来るようにと指定されていたらしいので仕方がないですよ、ハイ」

ﾐﾈﾙﾊﾞ「そんなにAの事が心配か？まぁ、妾も人のことを言えんが…実力は確かだ、案ずるでない」

ｽﾃｨﾝｸﾞ「…………ぞ…」

ﾚｸﾀｰ「え、今何て？」

レクターは予想がついてるが一応何と言ったのか問いかける。

ｽﾃｨﾝｸﾞ「Aを追いかけるぞ！」

ﾚｸﾀｰ「言うと思いましたよ！駄目ですよ依頼の決まりなんですから！！」

ｽﾃｨﾝｸﾞ「確かにAは凄く強い、しっかりしてるのもわかってる…でも偶に抜けてるところもあるから心配なんだよ。変な奴に会ってないかとか…昨日みたいに泣いたりでもしたら…」

ﾐﾈﾙﾊﾞ「ほう…Aが、泣いたのか？」

その瞬間、その場が凍り付くように静かになった。