【FAIRYTAIL】メカクシトリップPart2★仲間を探しに★【カゲプロ】 (ページ6)

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★４８★困惑ページ6

やってしまった。その言葉が頭の中でグルグル回る。
　何なのよいきなりマントカッコいいなって！？何でその言葉が出てきたんだ私！？

　…マント広げるとか余計なこと考えちゃったからだよね、やってしまった。

貴「え、えっとその…待って下さい違うんです、言いたいことはこれではなく…」

ﾛｰｸﾞ「……フ、ククッ」

　…笑われた！！ほらもうこれ絶対変な人だって思われたよ。
　戦闘狂で突然変なことを言い出す人って思われちゃったよ！！

ﾛｰｸﾞ「すまない、Aの焦ってる様子がか……」

　突然明らかに何かを言いかける状態で止まってしまった。え、急にどうしたんですか。

貴「…か？」

ﾛｰｸﾞ「……何でもない」

　そう言って目を逸らされる。本当に何を言おうとしたの？

　というかこの空気をどうにかしなければならない。流石に気まずい空気が流れている気がする。
　どうにかしないと折角のスキンシップの機会が…！！

ﾛｰｸﾞ「急に話しかけてすまないな、じゃあ…」

　ローグ君がその場から離れようとしたから、焦って私は呼び止め…

貴「あ…ま、待ってください！！」

ﾛｰｸﾞ「！！？」

この時ローグは困惑して足を止めた。

貴「まだ私の目的…が……」

　目的が達成していないと言おうとしたけど、今私がやっていることに数秒経って気が付いた。
　呼び止めようとして行動に移ってしまい…背後からハグする形になってしまった。

ﾛｰｸﾞ「な、何を…」

貴「あー…えっと……」

　背後からだけどハグに成功しているわけだ、目的は達成されちゃっている。
　ローグ君の表情が見えないのが不安ではあるけど…流石にずっとこの状態でいるわけにはいかないよね。

―――
――

その後ハグから解放されたローグは、このようになった経緯をAから説明された。

貴「なので先程のはスキンシップなんです！」

ﾛｰｸﾞ「そのスキンシップをする為に、俺を探していたと…」

貴「はい！……えっと、嫌でしたか？」

　経緯を説明したものの、もし迷惑だと思われてしまってたら流石に謝らないとだよね…大丈夫だろうか。

ﾛｰｸﾞ「別に嫌だなんて思っていない。寧ろ可愛らし……」

　急にローグ君は自身の手で口元を隠した。
　…え、もしかして子どもっぽく思われた！？