【FAIRYTAIL】メカクシトリップPart2★仲間を探しに★【カゲプロ】 (ページ43)

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☆８５☆合流ページ43

ﾌｨﾘｱ「全く…突然のことで話が逸れかけたわ、早くあのお店で着替えてきなさい！」

貴「わ、わかった…」

ﾛｰﾘｨ「私も行く～！」

Aは近くのお店に入り、試着室を借りることにした。
そしてフィリアは話しかけてきた男性……グレイに尋ねる。

ﾌｨﾘｱ「…貴方はどこから見てたの？」

ｸﾞﾚｲ「ひったくり犯があの子に攻撃しだした辺りからだな」

ﾌｨﾘｱ「それじゃあ、その前は見てないのね？」

ｸﾞﾚｲ「あぁ…どうかしたのか？」

フィリアは心の中で少し安堵する。あの時のAは表情も凄まじかったからだ。
…少しすると、遠くから誰かが近づいてきた。

「グレイィィッ！！」

ｸﾞﾚｲ「げっ…」

「勝手にウロチョロしてんじゃねぇよ！」

「ちょっと、2人とも喧嘩しないでよ！」

「落ち着いてナツ～！」

突然人が増えたことに、フィリアは騒がしくなってきたと心の中で呟いた。
その中にはフィリアと同じエクシードが含まれている。

貴「うぅ…何でよりによってこの服？」

ﾛｰﾘｨ「凄く似合ってるよ、自信持って！」

ﾌｨﾘｱ「あ、やっと来たわね」

Aは少し顔を俯かせて店から出てきた。
肩が露出したクリーム色のブラウスと淡いピンクのフリルスカートを着ている。
自分の目には狂いが無かったと言わんばかりにフィリアとローリィは満足げである。

そしてAは人が増えてることに気付く。エクシードも増えてることに更に驚いた。

貴「増えてる…！？」

「あれ…この子ってもしかしてさっきの！？」

　金髪の女性がそう言ったことで理解した、私の攻撃を見られてしまったということに…
　目立たないようにと思ってたつもりがこの結果だよ。次から気をつけよう、うん。

　突然のご対面と言うのもあり、簡単に自己紹介をすることになった。

ﾅﾂ「俺はナツだ！こっちはハッピー」

ﾊｯﾋﾟｰ「あい！よろしくね！」

ﾙｰｼｨ「私はルーシィ、よろしくね」

ｸﾞﾚｲ「俺はグレイだ」

貴「Aです…！」

ﾌｨﾘｱ「私はフィリアよ」

ﾛｰﾘｨ「ローリィ…よ、よろしく」

　急に人が増えたからローリィは私の後ろへ。初めて会う人にはやはり人見知りを発動するようだ。

ﾅﾂ「なぁなぁ、さっきのって咆哮だよな！Aは何の滅竜魔導士なんだ？」

貴「えっと…氷、水、草の滅竜魔導士です」

ﾊｯﾋﾟｰ「3つの属性！？」

ﾙｰｼｨ「何だか凄い子に会っちゃったわね…」

　凄い人、と言われると少し照れる。