【FAIRYTAIL】メカクシトリップPart2★仲間を探しに★【カゲプロ】 (ページ5)

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☆４７☆怪しさページ5

貴「…あの、やっぱり失礼でしたか…？」

　スティング君が何やら複雑そうな表情をしてることに気付き、やはりスキンシップするには早過ぎたのではと不安になってくる。
　ルーファスさんは大丈夫だって言ってたんだけどな…どう思ってるかは本人しかわからないもんね？…どうしよう。

スティングは不安そうなAの表情に気付き、すかさず言葉を返す。

ｽﾃｨﾝｸﾞ「いやいや、失礼なんて思ってねぇよ！ただ急で驚いたというか…まぁ、嬉しいというか」

最後の言葉になるにつれて小さくなっていくが、Aにはしっかり聞こえたようで。
嬉しいという言葉にパアァッと花が咲くような効果音が聞こえるような反応をする。

その瞬間に見せる笑顔にまたスティングは頬を赤くする。

ｽﾃｨﾝｸﾞ(し、心臓がバクバクしてる…)

――――
――

　その後、スティング君と軽く言葉を交わしてからその場で解散した。
　引いている様子は無かったから、スティング君には成功と言って良いよね。

　…さて、次はローグ君だ。こちらも匂いを辿って探していく。

　正直言って、ローグ君に関してはスティング君より難易度が高いと思う。
　ローグ君は隙を見せないというか、クールというか…素直に両腕を広げてくれるようには思えない。問いかける言葉を変えてみる？変に回りくどいとややこしくなるよね？

　…変に怪しまれてスキンシップ作戦どころじゃなくなったらどうしよう、それは避けなければ。

貴「考えすぎちゃ駄目だ、まずは会ってから反応を……」

「…何をしているんだ」

貴「！！？」

　背後から声が聞こえ、すぐさま振り返る。
　そこには丁度探していたローグ君がいた。まさか向こうからやってくるとは思ってなかった。

貴「ローグ君…！えっと、実は…」

ﾛｰｸﾞ「…？」

　どうしよう、素直に両腕を広げてくださいって言ってみる？でも何故だって言って怪しまれそう。本当何て言おう。

　そのまま立ってて下さい？…それはそれでどうなんだ。
　ちょっとそのマントを広げてみて下さい？…いや何させようとしてるのよ。

貴「あ…あ、あの！！

　そのま、ま…マントカッコいいな―って！！」

ﾛｰｸﾞ「……は？」

　違ーーーう！！！そうじゃなーーーいっ！！！