【FAIRYTAIL】メカクシトリップPart2★仲間を探しに★【カゲプロ】 (ページ40)

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★８２★騙された感ページ40

あれから続けて10着くらいは着せられた。
　私は着せ替え人形じゃないんだけどね！？
　

貴「で、この中から最低2着決めるってこと？」

ﾌｨﾘｱ「そうよ、値段は問題ないのばかりだから大丈夫！」

　値札を見ると確かにあまり高すぎない値段だった。
　フリルが沢山あるからそれなりにすると思っていたけど…上手く素材を活用しているんだろうな、って関心している場合ではない。

　とりあえず、なるべくフリルが少なめのを選ぼう。流石に私の普段のイメージからかけ離れるものが多すぎる！！

貴「これと…これにしようかな」

ﾌｨﾘｱ「なるほど、じゃあ私からはこれね」

ﾛｰﾘｨ「私もAにこれ！」

　2人もそれぞれ服を選択して私に差し出した。
　…え、ドウイウコト？？合計4着になってるんだけど！？

ﾛｰﾘｨ「2着はAが選んで、あとは私達が1着ずつ選んで完了だよ！」

ﾌｨﾘｱ「遠慮せずに買っちゃいなさい！！」

　まさかの展開に私はもちろん動揺する。
　フリルが多く肩が露出しちゃってる服と、ふんわりとしたフリルで施されたパジャマだ。パジャマはまぁ許容範囲としよう、だけど肩が出てる服とか着たことないしいきなりハードル高くない！？肩出て寒くない！？

　ぐっ…2人のうるうるとした眼差しが私を襲う…っ！！

――――
――

　…結局押しに負けて買った。買いましたよちゃんとね！！
　私達は店を出て、次はどのお店に行こうかと考えていると…

　遠くの方から叫び声のような音が聞こえた。

貴「…何だか騒がしいね」

ﾌｨﾘｱ「何かあったのかしら？」

ﾛｰﾘｨ「もしかして事件…？」

　騒がしいところへ耳を傾けると…騒ぎの原因が発覚。
　誰かがひったくりをしたようだ。捕まえろって騒いでる。

ﾛｰﾘｨ「ねぇねぇ、音が段々こっちに近づいてきてない？」

ﾌｨﾘｱ「犯人がこっちに向かってきてるようね…A、どうする？」

　ひったくりは許されない行為だ、捕まえて…と思ったけど変に目立つわけにもいかない。

「オラオラ！どきやがれ！！」

　どうするか考えている中に、犯人はこちらに近づいてきた。

ﾌｨﾘｱ「こっち来たわよ！？」

ﾛｰﾘｨ「あわわわわ、どうする！？」

「そこの女！どけっつってんだろ！！」

「キャアッ！！」

　ひったくり犯は近くにいた女性を突き飛ばした。