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☆71☆過去編1 ページ29

私の家族は私、お母さん、お父さん、お姉ちゃんの4人家族。

優しい笑顔が印象的で、近所でも良い評判なお母さん。
気が強くて頼もしく、優しく接してくれるお姉ちゃん。

ここまでは良い…問題はお父さんだ。
仕事が上手くいかないせいか、私達に暴言を吐いたり暴力をふるったり…私にとってお父さんは恐怖の対象でしかなかった。

特にお父さんが荒々しくなってしまったのは、私が3歳の頃からだった。
お姉ちゃんはいつも私をかばってくれた。傷付くお姉ちゃんを見て、いつも私は身体と心が苦しかった。今でも痛いほど覚えている。


…そのような日々が続いていく中、ある事件を境に私達家族は崩壊することになる。


その事件の日、私達は仕事から帰ってくるお父さんを待っていた。



貴「お姉ちゃん…お父さん、もうすぐ帰ってくる?」

「A…心配しないで、私が守ってあげるから!」

貴「…うん」



時間が迫るたびに不安と恐怖が込みあがってくる。
でもお姉ちゃんに励まされるから大丈夫、一緒にいれば大丈夫…そう思っていた。



「そういえば、お母さんは今何してるのかな?今日のご飯は何だろ…」




そう言ってお姉ちゃんは台所へと向かって行く。
もちろん私はお姉ちゃんについて行く。階段を降り、台所の扉を開けると…お姉ちゃんは立ち止まった。



「お母さん〜?……!!」


お姉ちゃんは身体を強張らせる。
私は訳が分からず、お姉ちゃんの手を握った。



貴「どうしたの…?」



疑問に思った私はお姉ちゃんに話しかける。
だけどお姉ちゃんはある場所を見たまま固まって…いや、震えていた。
握っている手から震えが伝わってきた。

そしてハッと我に返ると、直ぐに私の方へ振り向いた。



「Aは見ちゃ駄目!!」

貴「え――――」



お姉ちゃんが私の目を隠そうとしたときはもう遅く…







私が見た光景は、床に広がっている

――――――――真っ赤な液体だった。

★72★過去編2→←★70★部屋での話


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
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設定タグ:カゲプロ , FAIRYTAIL , 剣咬の虎   
作品ジャンル:アニメ
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光鶴(プロフ) - サトリさん» ありがとうございます^^ (2014年6月22日 11時) (レス) id: 7027c2230a (このIDを非表示/違反報告)
サトリ - はじめまして!この作品みてて楽しいです! (2014年6月21日 20時) (レス) id: d9d88de9d8 (このIDを非表示/違反報告)
光鶴(プロフ) - 深海少女さん» はい!更新頑張ります^^ (2014年6月10日 17時) (レス) id: 7027c2230a (このIDを非表示/違反報告)
深海少女 - 更新頑張って下さい! (2014年6月9日 23時) (レス) id: a6f69421c1 (このIDを非表示/違反報告)
光鶴(プロフ) - 崘さん» ありがとうございます!!更新頑張っていきます! (2014年6月8日 22時) (レス) id: 7027c2230a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:光鶴 | 作成日時:2014年5月30日 16時

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