【FAIRYTAIL】メカクシトリップPart2★仲間を探しに★【カゲプロ】 (ページ13)

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☆５５☆依頼主ページ13

貴「ここだね……」

　依頼主の屋敷まで辿り着いた。とても大きい屋敷だから相当なお金持ちなんだろうな…元の世界ではこんなに大きな屋敷はあまり見ない。
　コノハとクロハも私と同じような反応をしている。

ﾌｨﾘｱ「それじゃあ早速入るわよ！」

貴「コノハとクロハはここで待っててね」

ｺﾉﾊ「待ってるね…」

ｸﾛﾊ「あまり長くならないようにな」

　扉を開けると、早速依頼主のお出迎えが。凄く若く見える依頼主さんだなぁ…
　シンプルなワンピースを着て大人びたような雰囲気もあるけど…学生服を着ても違和感がないかもしれない。つまり清楚系の女学生…いやどんな例え方よ。

「剣咬の虎の方ですね、わざわざ此処までご苦労様です」

　広間まで案内してもらい、そこで依頼の内容の説明をしてもらうことに。
　ちなみにフィリアとローリィに関しては許可を貰えた。これで貰えなかったら悲しすぎる。

ﾌｨﾘｱ「依頼を見て思ったんだけど、ワイバーンってどれくらい討伐すればいいの？」

「最近数が増えてきていますからね…30体程討伐して下さればと」

貴「なるほど…その数を1人で？」

「はい、ワイバーンは人に敏感なのであまり大人数だと興奮してしまうんです」

　そういうことだったのか…なるべくフィリアとローリィは私から離れないようにしないとね。コノハとクロハにも危険かもしれないし、伝えておかないと。

「1人というのは本当に申し訳ないです…」

ﾌｨﾘｱ「大丈夫よ、Aはあの旅する歌人(トラベルシンガー)よ？これくらい簡単なことだわ！！」

「旅する歌人…ですか！？娘がファンなんですよ！！」

　そうか、私が剣咬の虎にいることはまだ世間には知られてないもんね、そりゃ驚かれるか。
　あとファンだと言われるとやはり照れる。

　…待って？まさかのお子さんがいらっしゃると。子どもがいてその見た目の若さ、絶対美容とか色々やってるよね。
　私も見習うべきだよな…普段化粧をしないというか持ってないけども。

「もしよろしければ、娘と会って頂けますか…？」

貴「もちろんです！」

ﾛｰﾘｨ「どんな人なんだろね？」

　私達は依頼主についていき、廊下を歩いて行く。
　壁には額縁がたくさん飾られていて、主にその中には宝石が入れられていた。フィリアはそれらを見て目を輝かせていた。