〇小話〇旅を始めて2 ページ49
少し話を聞いてみる事にした。
この村の近くに森があり、その森にはとある闇ギルドがあるという。
ここ最近闇ギルドの人達がこの村にやってきては悪さをするらしい…この前は村人を数人連れ去られたとか。
貴「それが、この森……」
「そう、だからこの森には近づいちゃ駄目だ。反対側のこの道を進めばいい」
地図を見せてもらい、男性は森の反対側の方向に指を動かす。
今気づいたけど右手にも怪我を負っていた。
貴「その、右手……」
「あ、あぁ…その悪い奴らにちょっとな。だけど大丈夫、すぐ治るし」
「…ようやく怪我が治ったと思った矢先に、またやられちまったからねぇ」
「ちょっと母さん…」
…この時、私の中でフツフツと煮えたぎるような感覚を覚えた。
そ い つ ら 許 さ ん !!!
貴「地図、ありがとうございます。そろそろ行かないと」
「そうかい、気をつけてね」
「森と反対の方向に行くんだぞー!」
家を出て、私は村を出る。
そして、そのまま森の方へと向かった。
―――
―
森の入口付近に数人の男女がいる。その人達は同じ紋章が刻まれている…この森に潜む闇ギルドの者達だ。
「よし、今日も村に向かうぞ」
「今回は何が収穫出来るかねぇ…ヒヒ」
「……ん?なにか聞こえない?」
ーーーーー、ーーーー。
「何だ…?誰か喋ってるか?」
「私は何も言ってないけど…」
ーーーーーー♪、ーーー♪
「……歌?」
貴「ーーー♪、ーーーー…」
近くの大木から姿を現し、闇ギルドの人達と対面する。
「あ…?何だこのガキ」
「へえ、いい声じゃないか此奴…うちに来るかい?」
「おいおい、こんなガキ誘って何に………」
鉄砲を構えるように右手を動かし…その人達に向かって呟いた。
貴「――――
―――
―
次の日、闇ギルドに連れ去られていた村人が帰ってきた。
「お前達…!闇ギルドに捕まってたんじゃ…!?」
「助けてくれたんだよ、凄い魔法を使う子に!」
「子って…子供?」
「子供……まさか」
「…その子はどんな子だった?」
「えっと、確か…
小柄な女の子で、氷や水…草とかの魔法を使う子だった。それに歌も歌ってて…不思議な子だったよ。」
その頃、村から離れた小道ではその少女が鼻歌交じりに歩いていた。
貴「ーー♪…さて、次は何処に行こうかな♪」
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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茎わかめ - この作品大好きです!いつも見てます!頑張って下さい! (2015年11月24日 16時) (レス) id: 503c9eef6e (このIDを非表示/違反報告)
カイ - 凄い面白いです更新頑張って下さい! (2014年12月30日 12時) (レス) id: 5b7af73d0b (このIDを非表示/違反報告)
麗 - すごく面白いです!続きがきになります (2014年11月6日 4時) (レス) id: ed9fffba14 (このIDを非表示/違反報告)
光鶴(プロフ) - もうしばらくすると出てきます!髪・・・神しだいなので← (2014年5月24日 22時) (レス) id: 7027c2230a (このIDを非表示/違反報告)
ネトゲ廃人@みゅろん(プロフ) - (/ω\)メカクシ(_・ω・)_ダアン!のみんなは出てこないの? (2014年5月24日 21時) (レス) id: 2dab0aa14a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:光鶴 | 作成日時:2014年4月19日 23時