〇小話〇旅を始めて1 ページ48
これは、Aが旅を始めたばかりの頃のこと――
貴「ここ、何ていう村…?」
ホワイティア達が突然消えてしまってから数日、私は旅に出ている。
旅している間にもしかしたら会えるかもしれない。そう思いながら、とある村に辿り着いたんだけど…
この村、人が見当たらないんだけど。
人の気配というか、匂いはするのに誰一人外に出ていない。引きこもってる…?何で?
貴「あ、あのー…どなたかいらっしゃいませんかー…」
近くにある一軒家のドアを叩き、誰かいないか確認する。
耳を澄ますと中から足音が聞こえてきた。よかった、誰かいるみたいだね。
「……ど、どちら様で?」
年老いたお婆さんが恐る恐る扉を開ける。…恐る恐るというところが凄く気になる。まるで何かに怯えているようだ。
だけど私の姿を見ると少し安心したようで…
「おやお嬢さん…この村に何か用でも?」
貴「えっと…実は私旅をしてて!だけど地図を無くしてしまって…地図を見せてくれませんか…?」
一応言っておくけど、この時の私は8歳だ。この年で旅してるの?え?みたいに思われても仕方が無いだろうけど…見た目が8歳なだけだから。精神で考えたら完全に大人だから。
まぁ流石にお酒は飲んでないけどね!身体は子供だから…はぁ。
「おやおや…それじゃあ家に入りなさい、最近外は物騒でね……地図は何処だったかしら」
家に入れてもらうと、もう1人の男性がいた。見た目の年齢的にこのお婆さんの息子さんだろう。怪我をしているようで、左腕に包帯を巻いている。
「母さん、その子供は…?」
「旅している子みたいよ、地図を見たいようだから持ってくるわ」
「は…?旅!?」
男性はありえないとでも言うような表情で私を見た。
…子供だからと言ってなめちゃいけないけどね?
「アイツらが彷徨いてるかもしれないのに……君、この村にはあまり近寄らない方がいい。この村から直ぐに出ていくんだ!!」
突然出て行けと言われましても…
アイツらっていったい誰の事なんだろう。
「こらこら、お嬢さんにキツく言わないの。それに旅をしてるんだし…この村に来たのはたまたまさ」
「だけど、アイツらだって近くにいるかもしれないんだぞ!?闇ギルドが彷徨くようになってから安心して外に出る事も出来ない…!!」
……闇ギルド、とは?
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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茎わかめ - この作品大好きです!いつも見てます!頑張って下さい! (2015年11月24日 16時) (レス) id: 503c9eef6e (このIDを非表示/違反報告)
カイ - 凄い面白いです更新頑張って下さい! (2014年12月30日 12時) (レス) id: 5b7af73d0b (このIDを非表示/違反報告)
麗 - すごく面白いです!続きがきになります (2014年11月6日 4時) (レス) id: ed9fffba14 (このIDを非表示/違反報告)
光鶴(プロフ) - もうしばらくすると出てきます!髪・・・神しだいなので← (2014年5月24日 22時) (レス) id: 7027c2230a (このIDを非表示/違反報告)
ネトゲ廃人@みゅろん(プロフ) - (/ω\)メカクシ(_・ω・)_ダアン!のみんなは出てこないの? (2014年5月24日 21時) (レス) id: 2dab0aa14a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:光鶴 | 作成日時:2014年4月19日 23時