【FAIRYTAIL】メカクシトリップ☆魔法の世界へ☆【カゲプロ】

☆４１☆どんな魔法なのか ページ45

この状況を落ち着かせるために考え出した即興の案、その名も『共にタイムスリップ作戦』。
　この時代に来る前に、私は複数人の仲間と一緒にいた…という設定だ、もうこれしかない。



貴「要するに、シンタローも私と一緒でタイムスリップしたんです。ね？急に光に包まれたもんね？」

ｼﾝﾀﾛｰ「ハイ、そうです」

ｴﾈ「いや〜、ﾝｸﾞｯ、皆さん無事なんでしょうかねぇ〜」


　私からの強い眼差しを受けて何とか話に乗ってくれたシンタローとエネ。エネに関しては笑いを堪えてるけど…



ﾚｸﾀｰ「てっきり1人で行動しているものだとばかり思ってましたよ、ハイ」

貴「昨日は説明が不足してたみたいですね…」

ｽﾃｨﾝｸﾞ「ふーん…」

ﾛｰｸﾞ「……」



シンタローはスティングとローグからの視線に耐えられず再びAの背後に隠れようとするが、近付くと目付きが鋭くなることを学び、その場で固まる事しかできずにいる。シンタローにとっては理不尽でしかない。





ﾌｨﾘｱ「Aの仲間っていうなら、それなりの実力があるんでしょうね…貴方達はどんな魔法を使うの？」

ｼﾝﾀﾛｰ「お、俺？俺は…瞬間移動だ」



　シンタローが瞬間移動…だと。どうしよう、あまり想像がつかないというか…いや、似合わないとかは思ってないよ？うん！




ｴﾈ「私は立体召喚魔法です！」

ﾛｰﾘｨ「立体召喚…それってどんなの？」

ｴﾈ「そうですね…それ！」



　エネがシンタローのケータイから飛び出てきた。エネが画面から出てきたことに私は驚く。




ｴﾈ「このように、電脳世界から出られるようになったんですよ！あと、検索した物やご主人の秘蔵フォルダでも何でもいいんですけど、それらを実際に召喚することが出来るんです！」

ｼﾝﾀﾛｰ「秘蔵フォルダはやめろって言ってるだろ！？」



　その言い方によると1回やられたのか…ドンマイ、シンタロー。




ﾚｸﾀｰ「あまり聞かない魔法ですね」

ｽﾃｨﾝｸﾞ「それって強いのか？」

ｴﾈ「フフフ、写真で撮ったものでも召喚できるんです！ちなみに私の言うことしか聞きませんよ！」

ﾌｨﾘｱ「だとすれば、魔物を撮ればそれを召喚できる…てこと？」

ｴﾈ「そういうことです！」



　これは使い方によっては強力な魔法なんじゃないか…エネの魔法が凄いということがわかった。シンタローも瞬間移動ができるってことだし、これも使い方によっては便利に…


　…そうだ、良いことを思いついた。

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西 - この方角に福があるはずです

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