【FAIRYTAIL】メカクシトリップ☆魔法の世界へ☆【カゲプロ】

★３２★乗り物はＮＧ ページ36

貴「お待たせしました！」

ｽﾃｨﾝｸﾞ「お、やっと来た」


　匂いを辿ったことで何とか集合できた。滅竜魔導士だからできることだよね、褒めて褒めて。



ﾚｸﾀｰ「今回の依頼は闇ギルドの討伐ですね」

ﾌﾛｯｼｭ「倒すー！」

ﾌｨﾘｱ「場所は…結構距離があるわね、これなら列車で行った方がいいかしら」



　列車と聞いて私は固まる。ムリムリムリムリムリ！！！私、急に乗り物酔いが半端なくなったから！！旅してる時に小船に乗ったことを思い出す。
　あ…思い出すだけで気分が……




ﾛｰｸﾞ「乗り物はちょっと…」

ｽﾃｨﾝｸﾞ「列車は…」


　2人も列車と聞くと嫌そうな顔をしている。
　まさかスティング君とローグ君も…？仲間だ！いや、喜ぶことではないんだけども。



ﾛｰﾘｨ「じゃあ馬車にする？」

3人「「それも無理/だ」」

ﾚｸﾀｰ「滅竜魔導士は乗り物に弱いですからね、ハイ」

ﾌｨﾘｱ「まさかAにそんな弱点があったなんて…」


　弱点って言わないで…！！三半規管がこんなに弱くなるとは本当に思ってなかったんだよ。
　元の世界では平然としてたのに…ずっとこのままだったらジェットコースターに乗れなくなる。あれ凄く好きなのに。




ﾌｨﾘｱ「結構遠いんだし、仕方がないでしょ！…まさか歩いて行こうとでも思ってたの！？」


　フィリアがそう言うと、スティング君は黙ってしまった。…これは図星だね！




ﾛｰｸﾞ「ハァ…馬鹿か」

ｽﾃｨﾝｸﾞ「馬鹿じゃねぇよ、良いじゃねぇか体力づくりにもなるし！」

貴「ですが今回の距離を考えると…仕方がないですよ、覚悟を決めて列車で行きましょ…うﾞっ」

ﾛｰﾘｨ「Aしっかりして〜！」



　想像するだけで気分が悪くなるなんてもう末期だよね。
　頭を抱えながら私達は列車に向かうことになった…これから闇ギルドを倒しに行くというのに。少し不安を抱えながら、剣咬の虎として初めての依頼に向かった。





貴「…闇ギルドの方からこっちに来てくれたら早く終わるんですけどね」

ﾛｰｸﾞ「気持ちはわかるがそんな無茶なこと言うな…」

ﾌﾛｯｼｭ「皆元気出して〜！」

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