☆29☆部屋の中で・・・ ページ33
あの後、剣咬の虎の紋章をつけてもらった。私は右手、フィリアとローリィは背中だ。
えぐれた地面は後程修繕されるようだ…よかった。
そして今は、今日から使わせてもらうことになった部屋にいる。家具は大体揃っていてとてもありがたい。
気が付くと外は既に暗くなっていた。
貴「ふぅ…今日は色々あったな〜」
フィリア「正式にギルドに入れてよかったじゃない!」
ローリィ「…そういえば、Aの言ってた能力って何なの?」
フィリア「あら、確かに気になるわ…見せて見せて!」
貴「え…あぁ、あの時に聞こえてたのね」
私は2人に能力のことを聞かれるとは思ってなくて少し焦った。…期待の眼差しが眩しい。
貴「じゃあフィリア、そこに立ってて」
フィリアに指定場所に立ってもらい、能力を発動させた。
私の瞳は、青から赤へと変わる。そしてフィリアの体はゆっくりと宙に浮いた。
フィリア「え…体が、勝手に!?」
ローリィ「浮いてる…!」
貴「これが私の能力…【目を向ける】。見たものを操ることが出来るの」
能力を止め、瞳の色は元の青色に戻る。その変化をローリィは見落とさなかった。
ローリィ「さっき眼が赤くなってたよ、今は元に戻ってるけど…」
貴「能力を使ってるときは眼が赤くなるんだ」
そのせいで、幼い頃私は周りから不気味がられて避けられるようになったんだよね。
キド達と出会う前は避けられることが凄く辛かったのを覚えている。今は昔のように能力のことが嫌いってわけではないものの…初見で見られるのは不安だ。
貴「やっぱり、気味悪かったりする…かな」
ローリィ「そうかな?私は綺麗な色だと思うよ!」
フィリア「どうしたのよ、それくらいで気味悪がるわけないでしょ!」
私は2人の反応に少し驚いた。
そして、メカクシ団の皆を思い出す。…自然と笑みが零れた。2人が仲間になってよかったって凄く思う。
貴「…ありがとう」
フィリア「うん、Aは笑ってる方がいいわ!」
ローリィ「Aの笑顔好き〜!」
そう言って2人も笑う。2人の笑顔は見ていると癒される。
貴「じゃあそろそろ休もっか!」
フィリア「そうね…眠いわ」
ローリィ「休む〜……スヤ…」
貴「寝るの早っ」
能力のことはいつかはスティング君達にバレるよね…その時はどう思うんだろうか。
…私も眠い、そろそろ寝よう。そうして、私達はベットの中で寝息を立てた。
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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茎わかめ - この作品大好きです!いつも見てます!頑張って下さい! (2015年11月24日 16時) (レス) id: 503c9eef6e (このIDを非表示/違反報告)
カイ - 凄い面白いです更新頑張って下さい! (2014年12月30日 12時) (レス) id: 5b7af73d0b (このIDを非表示/違反報告)
麗 - すごく面白いです!続きがきになります (2014年11月6日 4時) (レス) id: ed9fffba14 (このIDを非表示/違反報告)
光鶴(プロフ) - もうしばらくすると出てきます!髪・・・神しだいなので← (2014年5月24日 22時) (レス) id: 7027c2230a (このIDを非表示/違反報告)
ネトゲ廃人@みゅろん(プロフ) - (/ω\)メカクシ(_・ω・)_ダアン!のみんなは出てこないの? (2014年5月24日 21時) (レス) id: 2dab0aa14a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:光鶴 | 作成日時:2014年4月19日 23時