★２８★歌魔法の威力 ページ32
スティングは技を横スレスレでかわした。そのため地面が思いっきりえぐれる。
バトルの中で一番の威力を放った攻撃であるため、スティングはえぐれた地面を、Aの真剣な表情を見る。それと同時に…笑顔を浮かべた。
強い存在が目の前に現れたことの高揚感、期待を胸に膨らませる。それはギルドの人々も同様に感じたことだろう。
ﾐﾈﾙﾊﾞ「…そこまでだ！」
「「！！」」
バトル終了の合図が出される。ミネルバは満足げな表情でジエンマに語り掛ける。
ﾐﾈﾙﾊﾞ「Aの実力がよくわかった。…父上、Aを正式にギルドに入れてもよろしいでしょう？」
ｼﾞｴﾝﾏ「ふむ……いいだろう」
ジエンマはそう言い、そのままギルドの中へと入っていった。
相変わらず威圧感を感じる…とAは思ったが、正式に許可が下りたことに笑みを浮かべた。
貴「やった…！！」
ﾌｨﾘｱ「やったわねAーっ！」
ﾛｰﾘｨ「かっこよかったよ！」
Aは飛びついてきた2人を抱えてクルクルと回る。
先程の真剣な表情で凄まじい攻撃を繰り出していた時とは変わって笑顔にはしゃぐ少女の様子を見た人々は、ギャップとはこういうことかと感じさせられていた。
ｽﾃｨﾝｸﾞ「よかったなA！」
ﾛｰｸﾞ「なかなかの強さだった」
貴「えへへ…こんなに真剣に戦ったの久しぶりです、ありがとうございます！」
無事バトルを終えたことの安心感、ギルドに入れるという喜びで完全に気を許しているA。
この時のAの微笑みで心を打たれたのか、スティングが顔を赤くした。その様子を見たローグは普段は見られないスティングの様子についガン見してしまう。
フロッシュを除くエクシード達はその光景を見ると互いに顔を見合せてニヤリと笑っていた。その様子を見たフロッシュは頭上に”？”を浮かべる。もちろんAはそれに気付いていない。
貴「それにしても、この地面どうすれば…」
えぐれた地面を眺めてそう呟く。欠片をはめ込めば直りそうではある。
能力を使おうか…と思ったけど、人の前ではあまり使いたくないんだよね。目が赤くなるし、混乱させる訳にはいかない。
ﾌｨﾘｱ「Aの歌で直したりできないの？」
貴「人の傷を治したりはできてもねぇ…だからと言ってあの能力はなぁ」
ﾛｰﾘｨ「…能力？」
ﾌｨﾘｱ「……」
Aのボソッと呟いた言葉はフィリアとローリィには聞こえたようであった。
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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茎わかめ - この作品大好きです！いつも見てます！頑張って下さい！ (2015年11月24日 16時) (
レス) id: 503c9eef6e (このIDを非表示/違反報告)
カイ - 凄い面白いです更新頑張って下さい！ (2014年12月30日 12時) (レス) id: 5b7af73d0b (このIDを非表示/違反報告)
麗 - すごく面白いです！続きがきになります (2014年11月6日 4時) (レス) id: ed9fffba14 (このIDを非表示/違反報告)
光鶴(プロフ) - もうしばらくすると出てきます！髪･･･神しだいなので← (2014年5月24日 22時) (レス) id: 7027c2230a (このIDを非表示/違反報告)
ネトゲ廃人@みゅろん(プロフ) - (/ω＼)ﾒｶｸｼ(_･ω･)_ﾀﾞｱﾝ!のみんなは出てこないの？ (2014年5月24日 21時) (レス) id: 2dab0aa14a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：光鶴 | 作成日時：2014年4月19日 23時
