★１６★猫が喋った ページ19
貴「はぁ…これからどうしようか」
何とか魔物から逃げ切ることができたから一安心、というわけにはいかない。これからの事を考えないとね。この時代に皆が来るのはまだまだ時間がかかる。
住む場所もない…のは大丈夫かな。もともと旅してたから野宿は慣れている。
町に行って宿泊するという手もあるけど、いつも行き当たりばったりで旅をして、依頼を見つけてはその場所に向かっての繰り返しだったから野宿の方が圧倒的に多い。
ホワイティア達と暮らしてた場所が森だったしほぼ野宿みたいなものだった。よく大木の穴の中で眠ったりしたし。
…そんなことを考えていると、遠くから叫び声が。
「きゃぁぁぁぁぁ！！」
「た、助けてぇぇぇ！！」
助けを求めている2匹の猫と…魔物。
まだ魔物がいたのか…助けないと！私は魔物に向かって右手を指して叫んだ。
貴「
ピキピキッ―――ドオオォォォンッ
指先から出された水を敵に浴びせると、水は氷になり、固めた瞬間に爆発する。
滅竜魔法を特訓している際に生み出したオリジナル技だ。手を鉄砲に模して指先に息を吹きかける。よくアニメやドラマでやるよね。
「す…凄い！」
「カッコいい……」
あ、一部始終を見られてた…とりあえず追いかけられていた猫達に怪我がないかを確認する。
貴「大丈夫？怪我してない？」
「大丈夫よ」
「私も…平気」
貴「よかった…！ 私はA、2人の名前は？」
「「……ない」」
ない！？名前なしで今までどうやって生活してきたんだろうかと疑問に思う。今後も名前がなかったら不便だよね。
貴「じゃあ、私が付けてあげるよ！えっと…フィリア、ローリィでどうかな？」
ﾌｨﾘｱ「フィリア…うん、気に入ったわ」
ﾛｰﾘｨ「あ、ありがとう！」
即興だけど気に入って貰えたようだ。元の世界で観ていたアニメのキャラクターの名前を少しいじっただけなのはここだけの話。
貴「2人とも魔物に追われてたけど何があったの？」
ﾌｨﾘｱ「無意識に縄張りに入っちゃったのよ。飛んで逃げようとしたけど隙がなくて」
ﾛｰﾘｨ「怖かった…」
…今飛ぶって言ったよね。猫って飛べないよね普通。もしかして魔法が使える？
ﾌｨﾘｱ「ちなみに、私たちは“翼(エーラ)”っていう魔法を使うの！あと猫じゃなくてエクシードって言うのよ！」
心を読まれた…
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革ベルト
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あずきいろ
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8
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西 - この方角に福があるはずです
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茎わかめ - この作品大好きです！いつも見てます！頑張って下さい！ (2015年11月24日 16時) (
レス) id: 503c9eef6e (このIDを非表示/違反報告)
カイ - 凄い面白いです更新頑張って下さい！ (2014年12月30日 12時) (レス) id: 5b7af73d0b (このIDを非表示/違反報告)
麗 - すごく面白いです！続きがきになります (2014年11月6日 4時) (レス) id: ed9fffba14 (このIDを非表示/違反報告)
光鶴(プロフ) - もうしばらくすると出てきます！髪･･･神しだいなので← (2014年5月24日 22時) (レス) id: 7027c2230a (このIDを非表示/違反報告)
ネトゲ廃人@みゅろん(プロフ) - (/ω＼)ﾒｶｸｼ(_･ω･)_ﾀﾞｱﾝ!のみんなは出てこないの？ (2014年5月24日 21時) (レス) id: 2dab0aa14a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：光鶴 | 作成日時：2014年4月19日 23時
