【FAIRYTAIL】メカクシトリップ☆魔法の世界へ☆【カゲプロ】

☆１５☆逃げた意味がない ページ18

貴「嘘でしょ…」

「グルルルルル…」


　他の魔物も怒ってる様子。もしかしてこの場所は魔物の縄張りなのかもしれない。部外者である私が侵入してしまったことで怒りを露わにしている…そう考えると納得がいく。

　神め、とんでもない場所に飛ばしてくれたな！！！




▼Aはどうする？

・逃げる
・逃げる
・逃げる
・攻撃する




貴「3：1で逃げるだぁぁぁぁ！！」

「グォォオオオオォォオ！！」



　咄嗟に逃げるの選択をしたけど、魔物はそのまま追いかけてくる。超怒ってるよまずいよこれ、キリがない！！

　…魔物には悪いけど攻撃するしかない。あぁもう逃げた意味がないねこれ！



貴「氷竜の翼撃！」


貴「水竜の砕牙！」


貴「草竜の咆哮ぉぉ！！」





　爆発音が何度も響いた。森でこんなに暴れるとは自分でも思っていなかったけど、仕方がない。食べられるのはごめんだからね。

　これまで旅してきた中でも、魔物討伐は何度も経験している。凶暴性のあるものがほとんどだから、突然攻撃されても直ぐにかわして反撃することに慣れているんだよね。

　でも今回は依頼での討伐じゃないから少し罪悪感が…でもこうしないと私の身が危ないわけで。申し訳ないけど、攻撃してくるんだから反撃させてもらうよ！



――
―



　…しばらくして、大体の魔物を倒すことが出来た。他にも数体いたけど、私の攻撃に圧倒されたのか逃げて行ったものもいる。

　ちょっとやりすぎたかな…森が凄い事になっている。木は吹っ飛ぶし地面は抉れるし岩は粉々になるし…




貴「ひとまずここは…逃げる！」



　本当にごめんなさい！、と言葉を残して私はその場から去った。





――――
――




その後、2人の人物と2匹の猫がその場を訪れた。
そこら中に魔物が倒れていて、彼らは驚きを隠せずにいる。




「おいおい…どうなってんだよこれ！？」

「既に魔物が倒されてる…」

「さっき木が吹っ飛んでたのと関係あるんでしょうか？」

「わかんなーい」

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