☆13☆神に感謝 ページ16
神「それじゃあ、791年に飛ばすよ!」
貴「絶対に失敗しないでね」
神「しないよ!…それっ」
神は直ぐに真剣な表情になって1冊の本を取り出した。開いたページが光りだし、私はそのまま光に包まれた。
――――
――
貴「ん……此処は?」
気が付くと先程までいた場所とは違い、周りが緑で茂っている。どうやら森のような場所に飛ばされたようだ。
神「成功したみたいだね、今は791年だよ」
貴「じゃあ皆もこの時代に?」
神「君以外はまだ他の時代にいるよ、後から少しずつこの時代に飛ばしていくから。これって結構体力使うからもうちょっと待ってね!」
神でも体力使うんだ…そう思うと少し親近感が湧くような、と思ったけどやることのスケールは違いすぎるから却下だ。
神「だから…何度も申し訳ないけどしばらく時間かかりますっスイマセンデシタァァァァァ!!!」
貴「おぉうっ…!?」
ズシャアアアァァァッ……
2度目の綺麗なスライディング土下座。しかも泣いてる…神って泣き虫なのか、と思いながらも何とか立ち上がるように促す。何だか可哀そうになってきた…
貴「ちょ、そこまで泣かなくても!もう大丈夫だから!!」
神「うぅ…グスッ…いつもこうなんだよ、手間がかかるって仲間にもよく言われるし…」
貴「そ、そうなのね…というか、この世界に来たおかげでホワイティア達と出会うことが出来たから、神には少し感謝してるというか」
神「あ、優しさが染みる…」
神は何処から出したのか白いハンカチを取り出して涙を拭いていく。コホンと咳払いをすると、今度はケータイを取り出した。神もケータイ持ってたんだ…
神「皆がこの時代に来たことが分かるようにメアド交換しよっか」
もちろんそのまま連絡先を交換した。いちいち突っ込んでたらキリが無いからね。
神「これで良し!時間がかかるけど多くて2人ずつこの時代に飛ばしていくよ」
貴「了解、その時は連絡よろしくね」
神「もちろん、それじゃあね!」
そうして神は消えていった。
…さて、これからどうしようかな。
ふと周りを見渡してみる。…森にしては静かすぎるような気がする。ホワイティア達といた時の森は賑やかだったから尚更だ。そこでよく歌ってたっけ。
フォレスギア『Aの歌って落ち着くよな』
アクアリィ『Aの歌を聴いていると動物たちが集まってくるもんね!』
…さて、歌いたくなってきました。
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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茎わかめ - この作品大好きです!いつも見てます!頑張って下さい! (2015年11月24日 16時) (レス) id: 503c9eef6e (このIDを非表示/違反報告)
カイ - 凄い面白いです更新頑張って下さい! (2014年12月30日 12時) (レス) id: 5b7af73d0b (このIDを非表示/違反報告)
麗 - すごく面白いです!続きがきになります (2014年11月6日 4時) (レス) id: ed9fffba14 (このIDを非表示/違反報告)
光鶴(プロフ) - もうしばらくすると出てきます!髪・・・神しだいなので← (2014年5月24日 22時) (レス) id: 7027c2230a (このIDを非表示/違反報告)
ネトゲ廃人@みゅろん(プロフ) - (/ω\)メカクシ(_・ω・)_ダアン!のみんなは出てこないの? (2014年5月24日 21時) (レス) id: 2dab0aa14a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:光鶴 | 作成日時:2014年4月19日 23時