☆135☆合図 ページ48
「さて、今日こそ上手くいくといいよな」
「ここの泉は本当特殊だよなぁ、何度も薬品を入れてもすぐに正常に戻るし」
「だが今回の薬品は今までのより強力にできている。今回は上手くいくだろう」
私達は岩陰に隠れて、怪しい人物の会話を聞いている。
会話の内容から確実に黒だと判断できる。
貴「腕の紋章…間違いない、何かしらの闇ギルドだ」
ローリィ「複雑な模様だね…」
フィリア「強力な薬品って、流石に今回はヤバいんじゃないの?早速例の“合図”をしましょう!」
貴「了解…よし、ここは敢えてドンと構えていこう」
草むらから顔を出し、そのまま怪しい人達の方へと歩いていく。
もちろん相手は私の存在に気付き、身構えた。
「な、何だ!?どこから出てきた!!」
貴「あの…すみません!少し道に迷ってしまって…」
Aは迷子の振りをして男達の方へ進んでいく。
フィリアとローリィは堂々と進んでいったAの行動に驚きつつ、静かに見守るが…
「迷子ぉ?どうしてこんな森の中で…ここにいたら危ないぞ、さっさと帰りな」
貴「危ない…ですか」
Aはゆっくりと右手を上げ、空に人差し指を向け―――
貴「残念ながら、帰るわけにはいきません―――
――――パアアァァァンッ
空に向かって氷水爆破を打ったことで、氷の花火のようなものが空に咲き誇る。
皆と別行動をとる前に、ちょっとした作戦を立てたんだ。
セト『もし怪しい人を見つけたときは、何かしらの合図をして合流できるようにするのはどうっすか?』
「な、何をしやがった!?」
「おい…あの手の紋章!!剣咬の虎じゃねぇか!?」
ご名答、流石フィオーレ最強と言われているギルドだ。これで皆が気付いてここに集まってくるだろう。
今目の前にいる敵の数は…5人か。
まだ他にも散らばっているかもしれないから注意しないと。
貴「【目を向ける】!!」
Aの能力により、目の前にいた5人の身体が宙に浮いていく。
敵はそのまま混乱し…それぞれ別方向に飛ばされて木や岩に激突していった。
「ぐえっ!!」
「うわあぁぁ!!」
ローリィ「Aの能力すごーい!!」
フィリア「あ…敵が増えてきたわよ!!」
あの合図によって敵味方関係なく集まってくる。
今のところは敵ばっかりだけど…集団を相手にするのは慣れてるから!!
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夕愛(プロフ) - 光鶴さん» 全然大丈夫ですよ!!じゃあ、描けたらまた声かけますね(゜▽゜〃 (2015年2月11日 17時) (レス) id: 5f8b2428f5 (このIDを非表示/違反報告)
光鶴(プロフ) - 夕愛さん» 返信がとんでもなく遅れてスイマセン;もちろんOKですよ!! (2015年2月11日 15時) (レス) id: 7027c2230a (このIDを非表示/違反報告)
夕愛(プロフ) - 楽しく読ませてもらってます!えっと、この作品の夢主ちゃんを私のイラスト集で描いて載せてもいいですか?描いてみたいので…!あ、無理でも全然大丈夫です! (2014年12月15日 19時) (レス) id: 5f8b2428f5 (このIDを非表示/違反報告)
光鶴(プロフ) - 哀音さん» 続編を考えているので、しばらく待っててください!<m(__)m> (2014年9月19日 17時) (レス) id: 7027c2230a (このIDを非表示/違反報告)
哀音 - 更新頑張って下さい♪続きがきになりますっ!! (2014年9月19日 7時) (レス) id: 68ee5197a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:光鶴 | 作成日時:2014年8月10日 21時