☆133☆水と一つに ページ46
アクアリィ「今のAは十分な魔力が備わっている…あとはタイミングが揃うだけで、ドラゴンフォースを発動させることができるわ」
貴「そう言われても、あまりピンとこないな…」
アクアリィ「急に言われても困っちゃうよね…でも大丈夫!貴方が向かう場所が証明してくれるわ」
すると突然、泉の水が蠢きだした。
水が大きな波を作りだし、勢いよくこちらへと向かってくる。
そのまま私は泉の水に飲み込まれてしまった。
貴「んぐっ!?」
アクアリィ「―――水と、一つになりなさい」
水と一つになるってどういうことなの?
アクアリィの言葉の意味がいまいちよく分かっていない。
今はただ水の勢いに身を任せているだけ…やはり夢のような心地がしない、不思議な感覚に襲われる。
そして、頭の中でアクアリィの声が響いた。
アクアリィ《貴方なら言葉の意味が分かるはずよ。そして、貴方が何をすべきなのかも》
そう言われても…難しく考えちゃ駄目ってこと?
アクアリィ《どう考えるかは貴方次第ね。……さぁ、遅くなる前にそろそろ戻らないと》
戻るって、何処に行くの?折角会うことが出来たのに…
ホワイティアは?フォレスギアは?皆何処にいるの?
アクアリィ《私達は、貴方を見守っているわ》
目の前が泡だらけになり、段々暗くなっていく。
アクアリィの声も小さくなっていく。
待ってよ、見守っているって…一体何処にいるの?
夢の中でしか会えないの?
本当にこれは夢なの?
…私はそのまま、水の中で意識を失った。
―――――
――
貴「っ!」
目を開けると、目の前は天井。
水の中にいた光景が頭から離れない…本当に夢だったの?
ゆっくりと起き上がって自分の両手をボーっと見つめる。
実際に体は濡れていなしい、やはり夢だったんだろうと考えさせられる。
周りを見渡すと、皆はまだ寝ていた。
結構早い時間帯に起きちゃったらしい。二度寝しようと思ったけど、思いっきり目が覚めたなら眠気が来ない。
貴「ちょっと外の空気でも…」
皆を起こさないように、ゆっくりと外に出た。
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夕愛(プロフ) - 光鶴さん» 全然大丈夫ですよ!!じゃあ、描けたらまた声かけますね(゜▽゜〃 (2015年2月11日 17時) (レス) id: 5f8b2428f5 (このIDを非表示/違反報告)
光鶴(プロフ) - 夕愛さん» 返信がとんでもなく遅れてスイマセン;もちろんOKですよ!! (2015年2月11日 15時) (レス) id: 7027c2230a (このIDを非表示/違反報告)
夕愛(プロフ) - 楽しく読ませてもらってます!えっと、この作品の夢主ちゃんを私のイラスト集で描いて載せてもいいですか?描いてみたいので…!あ、無理でも全然大丈夫です! (2014年12月15日 19時) (レス) id: 5f8b2428f5 (このIDを非表示/違反報告)
光鶴(プロフ) - 哀音さん» 続編を考えているので、しばらく待っててください!<m(__)m> (2014年9月19日 17時) (レス) id: 7027c2230a (このIDを非表示/違反報告)
哀音 - 更新頑張って下さい♪続きがきになりますっ!! (2014年9月19日 7時) (レス) id: 68ee5197a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:光鶴 | 作成日時:2014年8月10日 21時