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気がつくと懐かしい風景が広がっていた
ここは私が生まれ育った街だ

見覚えのある後ろ姿を見つけ
私の視界はぼんやり霞む


「お母さん!お父さん!」

「あら、A
 そんなところにいたの?」


お母さんはそう言って私の手を握る
温かいお母さんの手
覚えているこのぬくもり


「さあ、家に帰ろうかA」


そう言ってお父さんは反対側の手を握る

帰ってきた家で家族みんな揃ってご飯を食べ終わると
私は家の前の掃除を頼まれ外へ出る



すると見覚えのある道着に身を包んだ男の人が遠くに立っていた

師範…!

私は溢れ出る涙を堪えながら師範のもとへ走る


ーーA。こっちに来るな


師範のその言葉に足を止める


「なんでですか!」


ーーお前の居場所はここではない
  守るのだ
  守らなければならないものがある


師範の言葉と同時に目の前が眩しくひかり私は目を閉じた




次に目を開けると私は列車の椅子の上で倒れる様に横になっていた

目の前には竹を噛んだ少女が心配そうにこちらを見つめている


「ん、あなたが起こしてくれたの?」

「むー!」


ありがとうと頭を撫でるととても嬉しそうに目を細める


「あなたが炭治郎くんの妹さんね」

「お、A起きたか
 ずいぶんと遅い目覚めだったな」


頭の上の方で煉獄さんの声がした


「すいません寝過ぎてしまいました
 あの、鬼は?」

「うむ。時間がないので手短に話す
 この汽車全体が鬼となった
 竈門少年と猪頭少年が鬼の首を探し戦っている。
 俺たちは乗客を守るんだ。」

「分かりました」


煉獄さんにそう言われ乗客を取り込もうとする触手を無我夢中で斬る

体力もかなり消耗されていた時


「ぎゃあああああああああ」


と耳を覆いたくなる様な悲鳴が列車内に響き渡ってきた


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3→←無限列車



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設定タグ:鬼滅の刃 , 煉獄杏寿郎 , 猗窩座   
作品ジャンル:アニメ
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あじゅまる(プロフ) - sherryさん» コメントありがとうございます(^^)嬉しいです!今日の夜には続編更新する予定ですので待ってて下さい(*´ω`*) (2021年1月22日 16時) (レス) id: 0c8e0f323e (このIDを非表示/違反報告)
sherry(プロフ) - 初めまして!めちゃくちゃ 面白くてハマてます!続編楽しみにしてます(*´∇`*) (2021年1月22日 0時) (レス) id: 4b3762cb7d (このIDを非表示/違反報告)
あじゅまる(プロフ) - 莉子さん» 莉子さんまたコメントありがとうございます(*´ω`*)嬉しいですぅ!そんな事言われちゃうと終わらせたくない気持ちになります…笑!でも書く予定のお話はまだありますのでまだ続きます!ここから先猗窩座のカッコいいシーンありますのでお楽しみに…♪( ´▽`) (2021年1月21日 20時) (レス) id: 0c8e0f323e (このIDを非表示/違反報告)
あじゅまる(プロフ) - monさん» 初めまして!コメントありがとうございます(^^)そう言って頂けて本当に嬉しいです(;_;)更新頑張りますので是非最後までお付き合い下さい(*´∀`*) (2021年1月21日 20時) (レス) id: 0c8e0f323e (このIDを非表示/違反報告)
莉子(プロフ) - あじゅまる様!更新嬉しいですぅ( ; ; )そしてめちゃくちゃ面白いです!!次で完結ですか!?寂しいです( ; ; )このお話凄く読みやすくて、毎日楽しみに更新をお待ちしているので。。!!早く続き読みたいけど終わるのは寂しいです笑猗窩座もカッコいいです。。! (2021年1月21日 19時) (レス) id: da7568f49d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あじゅまる | 作成日時:2020年12月28日 0時

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