持って帰ろう ページ22
あれから数日後。
那月に言われて
とある遊園地に待ち合わせに来ていた。
どうもこの後に
"ピヨピヨイベント"があるらしく
私が那月のイベント会場へと
出向くことになってしまっていた。
外に出たくないという気持ちから
自然と溜息が溢れた。
どれだけ私を外に出したいんだか。
そう考えていた時、
突拍子にカバンの中から
軽快な音が聞こえ携帯のメールを見た。
"美風藍"
その三文字の送信者の名前を見て
もう一度カバンの中へとしまった。
私自身の事を嬉しそうに話してくれた
美風さん(文章だけだけど)。
あの時、
『同じ名前の方だなんて興味深いです』
とだけ返していた。
今思えば素っ気なく、
淡々とし過ぎていたことに反省する。
簡単に言えば、複雑な感情で
どう返していいのか分からなかった。
それが1番しっくりくる答えだと思う。
返事するかすらも躊躇ったけれど、
無視するのはどうかと思ったから
こうなった、と言い訳したい。
そう。
ただの言い訳で。
言うなれば"逃げ"だったのかもしれない。
あれから美風さんも察したのか
忙しいからなのか
ほぼ毎日続いていたメールが
あの日を境に途切れてしまっていた。
美風さんのために作っていく音楽は
今やもう綺麗に作ることなんて難しくて。
あれ以来音楽も止まっていた。
だから久しぶりに届いた
美風さんからのメッセージを
素直にすぐ開けることが出来なくて。
家に帰ってから開けようと考えた。
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いちごぱっふぇ(プロフ) - azucena さん» わあわあ！！そんな好きなんて嬉しいです、照れます！（笑）ありがとうございます(*^^*) (2016年8月15日 11時) (
レス) id: e734390f27 (このIDを非表示/違反報告)
azucena - いちごぱっふぇさんの作品、とても好きです♪更新、頑張って下さい♪ (2016年8月15日 11時) (レス) id: 0c401dd01b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごぱっふぇ | 作成日時：2016年5月12日 0時
