【文スト】古書屋堂の幸運の持ち主【男主】

39話 ページ41

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与｢Aは何時からこの店を開いているンだい？｣



治療のお礼にと、丁度昼食の時分に差し掛かっていた頃だったので与謝野さんと一緒に昼ごはんだ。



因みに今日は僕が作ったパスタである。与謝野さんには女子心を解ってるねえ、と褒められた。

ちょっと嬉しい。



『元々は新聞配達のバイト先のツテで偶に手伝っていたんです。
元々の古本屋の店長が年配で店じまいをすると聞いて、僕が譲り受けました。』



与｢そうか、両親が早くに亡くなって聞いたけど大変だったねェ...｣



『周りの助けがあったお陰です。
母は物心つかない頃にはもう亡くなっていたので父にはとても迷惑を掛けていたと思います。
今想うと本当、有難いですね。』




与謝野さんはこの後仕事が有るのか早々に食べ終え、探偵社へと戻っていった。




与｢まア、また怪我をしたら直ぐに言いな。
次はもっとじっくり治してやるから。｣



『えー...と...。怪我しないよう頑張りますね...、はは...。』









最後に与謝野さんはまた本気の目をしていたので想像してしまった。



エグすぎる。もう二度と同じ過ちは繰り返したくない。


そう思う程に与謝野さんの異能力は心に残る思い出となった。

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