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手料理2 ページ14

「ねーねー!今日は豚の生姜焼きをつくりつもり!」

「ほー、前はあまかったよなぁ。
今日はおれがみててやるよ。」

「ほんと?!」

今まで私がキッチンに立っている時、トシはリビングか仕事中だったからなかなか見ててもらう事ができなかった。

気合を入れて私はお財布を持ちトシと手を繋ぎスーパーに向かった。

するといつものきちっと来ている隊服とは違うトシの姿に密かな興奮していた。
周りでは女子高生たちがザワザワしている。
トシはやっぱりかっこいいんだなぁと渋々思う。

ーーーーー

「さて…作ろうか…」

と、私は豚肉に味をつけ焼く。
ここまではいつもと変わらない工程でやった。
「なんでこの間のは甘くなったんだろうな…?」

「なんでだろう。。」

それから付け合わせにと思いキャベツを冷蔵庫から取り出し千切りにしようと包丁を持つ。

包丁を見るとトシは、心配そうに私を見る。

「いつも千切り下手だし一緒にやってやるよ。」

と、見てると不安になってしまうからかそんな事を言い始めた。

すると包丁を握る私の手をトシが握りトンットンとリズミカルに刻んでいく。

「トシ上手だね?」

「そうか?普通だろ」

そんな事を言いながら後ろにもう何日も抱きしめてもらっていないトシの逞しい胸がある。
こんな状況で集中できるか…

私は軽く握るだけで力を入れずにいた。
キャベツの千切りが終わったらトシが楽しみにしとくからな。
と言ってリビングに戻っていた。

お皿をだし、焼いた肉とキャベツをのせる。

よし!!

いつもより美味しそうだ。

私はおぼんにのせてリビングに行った。その後にご飯を持って行って二人で食べ始めた。

トシが青い箸を握り肉に手を出す。

ドキドキしながらトシの口元を見ている。

すると うん… と小さく言った。

「今日もいつもと変わらねー、うまいよ。頑張ったな。」

そう言って向かいの席に座るトシが腕を伸ばし私の頭を撫でた。

「え、いつもと変わらない…?
んー…まずいならいいよ?」

「いや、食べる。
お前が頑張って作った事に変わりはねぇんだ。
いくらまずくたってこの味付けはお前の個性だ、他の誰も知らない。
俺とお前だけ、な。」

「ト…トシ…


口にマヨネーズついてるよ!!」

ーendー

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マヨマロ(プロフ) - 江華さん» リクエストありがとうございます! (2016年8月4日 8時) (レス) id: 4610b779a6 (このIDを非表示/違反報告)
江華 - デートの続きみたいっす! (2016年8月4日 7時) (レス) id: c3442064ab (このIDを非表示/違反報告)
マヨマロ(プロフ) - かのんさん» 遅くなってしまい、申し訳ありません。了解です! (2016年6月14日 18時) (レス) id: 6cb53349d7 (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - 帰りの屋上、続きみたいです! (2016年6月5日 20時) (レス) id: b56b93f2a8 (このIDを非表示/違反報告)
マヨマロ(プロフ) - みつばさん» こちらこそありがとうございました! (2016年5月11日 6時) (レス) id: 4610b779a6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:マヨマロ | 作成日時:2016年5月3日 12時

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