19.ニート、反省する。 ページ21
『…』
「り、燐さん!?突っ伏して如何したんですか、具合でも悪いんですか!?」
『…嗚呼…谷崎君…私はもう生きていけないよ…いっそのこと、川に流されたい位…』
「太宰さんみたいになッてますけど!?←
大丈夫ですか!?」
「谷崎放っておけ。其奴は今絶賛反省中だ」
「は、はぁ…」(一体何があッたんだろう…)
あの後、国木田さんにそれはもう物凄くこっぴどく叱られてしまったのだ。
それだけならまだしも…
『…見られちゃったからなぁ…春野さん達に…』
なんと説教されていた所に、偶然社長と春野さんが入って来てしまったのだ。
部屋のど真ん中で正座している私と、怒りを露わにしている国木田さん。
…まあ、こんなの見たら何が起こってるか皆大体察しが付くよね。
そこで春野さんが一言。
「…燐ちゃん…落胆したわ…」
…親戚とは言え親密な関係である人に言われたのもあり、私の心にその言葉はグサァーッと刺さった。
で、今に至る。
(如何やったら信頼を取り戻せるんだ…)
何時迄もうじうじしていても仕方ないと思い直し、私は取り敢えずPCを立ち上げた。
隣には、とある何処かの包帯さんの仕事の山。
何時まで経っても彼がやる気配がしないので、仕方無く、私と敦君とで、手分けしてやる事になってたのだが…
国木田さんにね、「眠ってたんだからこれ全部1人でやれ」と言われてしまってね。
まさにオワタですよ、この量は。←
…というかこれ元凶は太宰さんなんだけどね…
『…やるかあ…』
取り敢えず、目の前の仕事を一刻も早く終わらせないと。
話はそこからだ。
私はヘッドホンを付け、音楽を聴きながら作業を開始する事にした。
.
.
【NO side】
暗い廊下に、ズルズルと、身体を引き摺る音が聞こえる。
人気の無い場所に、
[…ナゼ…ドウシテ…]
闇に染まったその瞳に、たった1つだけ残った、意志を宿して。
たった一人で、彷徨っている。
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相変わらずの駄作ですが、良ければこれからも宜しくお願いしますm(_ _)m
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作者名:くれーぷ | 作成日時:2017年12月19日 21時