検索窓
今日:17 hit、昨日:1 hit、合計:20,940 hit

16.ニート、再びやらかす。 ページ18

『ちょちょちょ一寸待って。
敦君も、ネトサ(ネットサーフィン)が好きなの?』





そう訊ねると、彼は純粋な瞳で「はいっ!」と元気良く返事した。




…今はそのつぶらな瞳が私にとっては痛いんだけどね。
やめて私のライフはもうゼロよ!!←





「燐さんは普段何を見てますか?」





ゴトガタズドンッ!!!





『…』




「燐さん!?」




『あはは…だ、大丈夫…だよ…』





たった今、あまりの驚きで椅子から転げ落ちて机に肘をぶつけ床に落ちた為に、あんな音が響いたのである。


ちなみにメチャクチャ痛い。
特に肘が。←


てかこれマジで答えちゃいけない質問!!
答えたら私の正体がバレる!←





「1人で立つの辛いですよね、僕の手、掴んで下さい」




『あ、有難う…』




敦君に手を貸して貰い、何とか立ち上がる。
一応年上なのに、随分と派手なドジをかいてしまった…。




そんな事を思っていたら、敦君の動きが止まった。
私のPCを見つめ、固まっている。





「…あれ?これって…」




『え…うわぁあぁあぁ!?』





慌ててPCの電源を落とした。



そこにデカデカと表示されていたのは、私___"ルミナス"のプロフィール編集画面。




1番見られちゃいけないものを見られたァァァァ!!!泣




くるり、と敦君の方を振り返る。





『……あつしくぅん……』




「ひっ!?は、はい…?」




『…見たねぇ…?今の、見たねぇ…?』




「み、みみみみみ見てないですっ!!プロフィール編集画面が見えただけでっ…」




『見てんじゃんかァ!!』





まあ私が探偵社で作業していたのがそもそも悪いんだが…





「…あの、燐さん」




『…何?』




「燐さんもやってたんですね、動画投稿」




『…ユーザー名見た?』




「見てないですが…」





…ん?
…待てよ。
今、この子「燐さん"も"」って言ったよね?




…ていう事は、真逆…





『…敦君も、動画投稿してるの?』




「まあ、顔は出さないですが…ちょくちょくやってますね」





と、人懐こい笑顔で笑った。
その笑顔に私は思わずきゅんとした…







































と思ったか読者の皆さん。
私は違うぞ。←






『…マジかよ』






また(・・)ライバルが増えちまったと、私は頭を抱えたのである。


…当の本人である敦君は首傾げてたけどね。

17.ニート、久し振りに会う。→←15.ニート、バレる。


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (28 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
65人がお気に入り
設定タグ:文スト , 文豪ストレイドッグス   
作品ジャンル:その他
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:くれーぷ | 作成日時:2017年12月19日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。