薄桜鬼SSL〜君を振り向かせるための3つの愛情表現〜

46「久々の笑顔」 ページ47

耳まで赤くする藤堂

掠れて今でも消えてしまいそうな声が病室に響く






A「…藤堂…」


心配して来てくれたんだな

藤堂にまで心配かけてたあたしって何なんだろう

ごめんね




平助「…Aっ、」



＿＿＿＿ギュッ


A「…っ!」


彼はあたしを抱きしめた

優しく包み込むように
でも力強く




平「守れなくて…ゴメンな


本当に…ゴメンっ＿＿＿＿」




藤堂が謝る事じゃない



平「俺が…俺がAの事守るって思ってたのにっ、怪我させちまってそれでっ…」


あたしを抱きしめた藤堂の腕に力が入る



A「もういいよ…『平助』」



平「…ん!?」




平助は驚いたように、抱きしめてる手をバッと離した



A「…なんだよ、平助って呼んじゃダメか？」


苦笑いをして平助を見る



平「…いや、ちょ、ちょっと驚いただけ…」



「「ぷっ…」」




あたし達は笑った

たくさん笑った



久々の、心からの笑顔だ






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平ちゃん…///←

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