薄桜鬼SSL〜君を振り向かせるための3つの愛情表現〜

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「ねー、Aー」



昨日は早退した


藤堂が保健室まで連れていってくれたらしい


保健室での事はあまり覚えてない


でも撫でてくれたのは覚えている

暖かくって優しい手


小さい頃一緒になって繋いでいた手は、いつの間にか大きく私を包んでくれるような手になっていた


なんだかちょっぴり寂しい気もする
だけど…少し嬉しいかも



なんか変な気持ち。





「おーーいAーーー」




「……ん？」


「…モテるねぇ」


昨日早退したヤツに向かって始めにかける言葉がそれですかユリカさん!!



「Σ…ブッ」


「斎藤くんと藤堂」



「…え？」


「とぼけんといてよ。え？知らないの？」



「…え、だから何が」



「斎藤くんAの事好きでしょ

いつも教室に理由つけて来てるもん」


「へ、へぇ、」



確かに斎藤に告白のようなものはされたけど

気持ちがモヤモヤする


「藤堂は…好きだね」



「理由ないんでしょ」



「あんた鈍感だねー。藤堂かわいそー」


藤堂があたしの事好き？

いやーないだろ。ない、



「それと…」


「それと？」



「……これすごいよ。あのね…」









＿＿＿＿＿＿＿ええええぇぇぇえええええええええええぇぇぇえええええ！！！！！！！！

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