薄桜鬼SSL〜君を振り向かせるための3つの愛情表現〜

16「斎藤、顔近い」 ページ17

「えっ…？あ、さ、斎藤…？」



「…A」


今、よくわからない状況に置かれてる
斎藤に押し倒されて顔が近い


「……あ、あの、さ、ささ」

多分、今のあたしの顔は真っ赤だろう
手で覆って隠したいけど隠せない
手首は自分の頭の上で交差させて押さえられてるから

斎藤酔った！？酔ったか！？





＿＿＿＿＿＿＿



今日は斎藤とケーキをつくるのを約束していた日だ
うちの親は滅多に仕事で帰って来ないため、あたしの家でやろうと言う事になった

ケーキはチーズケーキを作った。

「A、もっとかき混ぜないとならんぞ」

「え？あ、はい。」

あたしはかき混ぜるのが不得意だ
なのにケーキ作りにハマるとか自分でもよくわからないが。

「違う…。もっとこうだ」

後ろからあたしの手を取り一緒にかき混ぜてくれる

いや、親切に教えてくれるのはいんだけど…

近い近い近い近い!!!!
斎藤が近いっ!!!!!

「あ、ぁ…ぅ、あ、」

耳に息がかかってくすぐったい


「こうするんだ」

「ぅ…」


これは普通に動揺するだろ
だって後ろには隠れファンが多い人気物★斎藤くんだぞっ!?


「…ほら、出来た」

斎藤は何も意識してないようだ
あたしだけかwww

「ぁーぅん」

疲れた。非常に疲れた。
なんか最近斎藤のスキンシップが多い気がする

気のせいか

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