13 ページ14
・
・
・
・
・
「やっべ、忘れもんしたっ」
藤堂は自分の教室に何かを置いて行ってしまったようで、廊下をパタパタと走っていた。
「ちわーっ…て誰もいねぇかw
…えーと、ノートノート。」
自分の机の中をガサガサやってると、お目当てのノートが
これないと大変なんだよな。色々と
「うっし、帰る…か
あれ、……A…？」
Aが教室の前で立っている。
「Aーどした＿＿「A」
話しかけた…と思ったら
誰かの声と重なった。
「よ、斎藤」
「悪いんだが、少し一緒によってもらいところがある。良いだろうか？」
「あー構わないよ」
2人は並びながら階段を降りて行った。
それは一瞬の事で
何が起きてるんだ…？
自分にはさっぱりわからなかった
Aが斎藤？と？
斎藤はクラスも違うくせにAと妙に親しく感じる事があった。
斎藤の事だ。人を好きになるわけないし、もしAの事好きだったとしてもかなり奥手だと思っていたので、そこまでは気にしなかった。
でも、今見た。確かに見た。
Aと斎藤が2人で並んで歩いて
いるところを
まさかとは思い、口に出した。
「付き合ってるのか…？」
その言葉を発した途端に胸がズクンと痛んだ。
別にAはただの幼馴染だ
自分がAに対して深い感情を持っているわけ無い…
…とは言い切れなかった。
＿＿＿ドクドクドク＿＿
なんだろうこの鼓動は。
Aの笑顔を見た時とは違う鼓動だった
このよくわからない感情を無理やりに押し込めて、唇を噛み締めながら自宅に帰る事にした。
噛んでいる唇がヒリヒリして痛い。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 29人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ドラごん(プロフ) - 空谷 ライ@総悟さん» 映画はやばい。ずっと泣いてましたよ。ガチな方で最初から最後までww友情にカンパｉ((( (2013年9月23日 17時) (
レス) id: 1e265adb67 (このIDを非表示/違反報告)
空谷 ライ@総悟(プロフ) - 映画泣けましたよね…本当に。そして友情ってスバラシイ！←おい (2013年9月23日 13時) (レス) id: 7fd46ff2ab (このIDを非表示/違反報告)
ようこちゃん(プロフ) - 涙が…！ (2013年9月4日 21時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
ドラごん(プロフ) - ようこちゃんさん» 涙が!?マジかありがとう嬉しいよ僕嬉しいようわん。←((続編ありがとう！！ (2013年9月4日 20時) (レス) id: 1e265adb67 (このIDを非表示/違反報告)
ようこちゃん(プロフ) - 涙が…！感動です。続編読みます。 (2013年9月4日 20時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ドラごん | 作成日時：2013年7月6日 16時
