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Story330 松城 ページ16

『また調べる』なんて啖呵をきった修哉はまた上へと上がって行った




また眠るんだろうけど…





有沙「過剰な労働はさせない方が…?」




澪「自分でやってるんだもん、自己管理だよ





其れに、僕が気になっているのは旁が保釈金によって出たなら、問題が生じるじゃん?





家も土地も取り上げられた今…




何処に住んでいるか、保釈金は誰が出したか…




そして、何を実行に移すのか」



有沙「これでいきなり街中を爆破なんてされたら、こっちも問題なんだよね」





澪「…でも、考えて見なよ





アイツにそんな勇気はない




街中を燃やせば、爆破させれば……





ポートマフィアに殺られる、軍警に捕まるかの二択





あのぶりっ子ならさ、無理でしょ」





有沙「人は、何時変わるかわからない…






私たちがその例じゃない?」





……言われればそうだけどね




澪「変わるのは、何かが起こってから…」





有沙「アイツは、お前等を狙ってくるぞ





軍警に行ったのが、変わる何かだったらそうなる」




澪「まあ、店を壊されて外見と内見は直せるけど食材とかが勿体無いんだよね





なるべくは、来ないでほしいかなって感じ?」





有沙「赤字は店にとって、良いものじゃないからね…」






急になった電話に思わず耳を塞いだ




……ビックリさせんなよな




有沙「悪い、仕事入った」





澪「そりゃ、入って当然でしょ




闇社会の人間だもの」






有沙「ご飯、うまかった





また食べにくる」




澪「おけおけ」




何時の間にか、外は雨が降っていて暗くなっていた





有沙「雨なんて、ツイてない」




澪「鼻が鈍るから嫌だね…」





有沙「じゃ」




澪「うぃ」




手を上げて挨拶を交わす




…少しだけ、昔に戻ったような気分だった




有沙が出て行って、食器を片付けようかと思った矢先




何かが霞んで聞こえた




雨の音と修哉の項垂れる声…




人の足音……




嫌な予感がする





気付いたら、躰はもう動いていて店の出入り口を開けていた




目の前には、血を流して倒れている有沙と_________







………立っている『僕』がいた





あれ、今年って厄年だっけ…





色んな思考が頭をよぎる中、『僕』は走って消えていった



有沙に近付いて、傷を確認する


弾は貫通していて、意識もあった



有沙「………ぇ、じゃ…ぁい」



有沙の声は擦れていて、今の僕の耳では聞き取れなかった

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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 文スト , 最強コンビ   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:松城美樹 x他1人 | 作者ホームページ:https://twitter.com/matsushiro_m  
作成日時:2018年3月17日 23時

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