いちごオレ5 ページ6
.
おそ松くんは豆鉄砲を喰らった鳩のように
動きが止まった。いつも大きい目がもっと大きくなっていて
相当驚いているのが、確認できる。
でも、やっと状況を飲み込めたのかおそ松くんは口を開く。
「なんで、お前ここにいんの?」
少し引きぎみで、おそ松くんは一歩後ろに下がった。
恐るべき事態が起こってしまった。
なんとか、誤解を解こうと
口を走らせようとするものの、何故か言葉が喉を通らない。
おそ松くんから送られるのは、冷ややかな視線のみだ。
「自動販売機のその…ゴミ箱に捨てようと思って…
邪魔して…ごめんなさい…本当にごめんなさい!」
やっとの事で吐き出せた言葉は継ぎはぎで、自分でも言っている意味が分からない
ペコペコと頭を下げると、おそ松くんは目をまんまるとさせた。
だが、表情は変わらずただこちらをじっと見つめている。
この場の空気に耐えられなくて、逃げ出そうと思い
「本当にすみませんでした…」
とだけ、おそ松くんに言って私は足早にこの場所を立ち去ろうと
90度回転し、足をあげ走りだそうとした時。
右腕を掴まれる感覚で、私の動きはすべて制止した。
私はこんなことを想定していなかったから、ビックリして腰が今にでも抜けそう。
何事だと、顔の表情が固まる中後ろを振り返ると、
真剣な顔をしたおそ松くんの顔が。
「あのさ、ちょっと俺と付き合ってくんね?」
「へっ?…」
.
96人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
MERORON - うへあさん» ご指摘ありがとうございます。脱字が多くて…。修正いたしました。 (2019年1月22日 23時) (レス) id: fd95f0d8fd (このIDを非表示/違反報告)
MERORON - どりーさん» レス遅くてごめんなさい!そろそろ頑張って、完結させようと思っています。最後までよろしくお願いします! (2019年1月22日 23時) (レス) id: fd95f0d8fd (このIDを非表示/違反報告)
うへあ - 16は、関節キスじゃなくて間接キスだと思います (2018年12月3日 21時) (レス) id: d83e57132d (このIDを非表示/違反報告)
どりー(プロフ) - あぁぁああ!!!コレ神作過ぎませんか!?キュンキュンが止まらないです!!! (2018年7月10日 19時) (レス) id: f196981f30 (このIDを非表示/違反報告)
MERORON - おそ松がーるさん» いやいや、こちらこそ!お召し上がりありがとうございます( ̄ー ̄ゞ−☆ (2018年5月15日 14時) (レス) id: fd95f0d8fd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:MERORON | 作成日時:2018年3月13日 21時