【おそ松さん】 カラ松さんとカラ松ガール 【カラ松】

８ガール ページ8

「あの、さ。Aちゃん
ひとつ聞きたいんだけど、Aちゃんはその人の皮ジャンのセンスとかカッコつけてるところに惹かれてすきになったの？」

トト子が目を半目にしながら訊いてきた
半目でも可愛いねトト子、流石。

「んー……別にそういう訳じゃない、かな。
革ジャンがだっさいのはすっごいわかる。だって一緒にいた友達引いてたし。

……でもなんか、そんなのどうでもよく見えるくらい松野さん自身が素敵に見えたの」


どう惹かれたのか詳しく言えといわれたら、よくわからないって答える。
だってほんとにわからないから。
でも、こういうのって心で感じるもんだって信じてるから。


「……Aちゃんに好きになってもらえてカラ松くんは幸せ者だね」
「トト子？」
「よっし、決めたー！」

大きな伸びをして立ち上がるトト子
その顔はなんだかすがすがしいように感じた。


「トト子、どうしたの？」
「Aちゃんは渡さない！とか思ってたけど応援することに決めたの！」
「えっ、永遠にトト子のものだよ？」
「もうAちゃんすき！！！」

がばっと抱き着いてきたトト子の背に腕を回し私も彼女に抱き着く。
私の為にいろいろ考えてくれるトト子は、私にとって誰よりも良い子だ。


「Aちゃん、お風呂入ったら一緒に出掛けよう！」
「ん？何でお風呂後なのかはわかんないけどいいよー」
「トト子に任せてね！」
「？おう！」


トト子が何をしようとしてるのかはよくわかんないけど
トト子が笑顔で楽しそうにしてるから、いいかな。

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