【おそ松さん】 カラ松さんとカラ松ガール 【カラ松】

６ガール ページ6

「話してやろう、A様の恋バナを」
「うん、急にキャラ変更するんだね」

トト子のゆるーいツッコミが私の頭にゆるーく突き刺さる。
痛くも痒くもないわい。


「あれはね、ほんとに一目惚れだったなぁ」
「一目惚れ！ロマンチックー！」
「あはは、トト子の理想はロマンとは少し違うもんね」

両手を合わせてきゃっきゃと喜ぶトト子。そんなトト子を見てるとなんだか私も女の子してる気分になって気恥ずかしい。


「ほんとに格好いい人だった。…格好いいっていうより可愛い？
なんかよくわかんないけどすっごく素敵なの」
「Aちゃん乙女だね」
「……ていうか地味に私これが初恋なんすよね。
20歳過ぎてからの一目惚れが初恋ってこれどうなの？」
「別にいいと思うけどなー」

今まで恋愛になんて全く興味無かったのに、なんだか松野さんだけがすっごく素敵に見えて。逆ナンが趣味とかじゃないのに思わず声掛けててさ。
あんなに考えずに行動したのは初めてかもってくらい。

でも、私には輝いて見えた松野さんも友達にとっては「ありえない」
やっぱり私は変わってるんだろうか。



「……ううん」
「Aちゃん？」


松野さんは素敵な人だ。絶対に。
私の趣味がおかしいのと松野さんは関係ない

だってあんなに素敵な声で、綺麗な目で、急に声掛けた私にも優しく対応してくれたんだから。



「トト子、私その人のことすっごく好きなの」
「え？うん…」

「絶対その人のこと振り向かせるからさ！応援してね！」


松野さん

私、貴方がすきです。

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