【おそ松さん】 カラ松さんとカラ松ガール 【カラ松】

１５ガール ページ15

「でも私、カラ松さんのことから知りたいです
よかったら私にカラ松さんのこと教えていただけませんか？」
「あっ、ああ！勿論さ！」


私のなんでもない言葉でも顔を輝かせてくれるカラ松さんは、私にとってすっごく癒しで温かい太陽みたいに感じる。

「俺は松野カラ松、松野家次男さ。元演劇部なんだ、イカしてるだろ？」
「ふふ、はい」

カッコつけてるときのいきいきしてるカラ松さんはなんだかおもしろい。
私が頷くだけですっごく嬉しそうに目を開き、眉を上げてドヤ顔で自分のことを話してくれる。

あまりそういうのは好きじゃないけど、なんだかカラ松さんなら許せる。
きっと私が根っからのカラ松ガールなんだろうね。


「俺の兄弟はすっごく良い奴なんだ。
唯一の兄貴はいざとなったらすげえ頼れるし、三男は真面目に俺達のことを見てくれてる、四男は俺に当たりがきついが寂しがり屋なとこもあって可愛い、五男は誰よりも家族思い、六男はおしゃれで俺とよく一緒に出掛けてくれるんだ」
「……カラ松さんてほんとに兄弟のこと好きなんですね」
「ああ、大好きさ。大切なブラザーだからな」


にかっと歯を見せて笑うカラ松さんは、先程のドヤ顔でも、へにゃってした笑顔でもなく、お兄ちゃんの顔をしていた。
優しくていいお兄ちゃんとか

「やっぱりカラ松さんて素敵」
「だっ、だろ！？あはははは」

ほら、また顔真っ赤。
可愛い人だ

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