金髪少女【まふまふ】

店員さん？６ ページ7

　 「ふわぁー、」







　 ちょっと休みの日にしては、早く起きすぎちゃったかな？






　 ピンポーン






　 「え！もう志麻兄来たん？！」








　 ガチャ




　 「あ！A、、、てか、髪ボッサボサやな！」




　 「う、うるっさいなぁ！」







　







　 「ちょっと志麻兄来るの早すぎん？」






　 「いや、Aが遅かっただけやろ。」





　 「そうなん？」









　



　 「はよ、直せよ、その訛り。」






　 「え？」







　 志麻兄に言われて気付いた。





　 「また、言うてもうた。。。だって、癖になっとるもん、しゃーないやろ？」





　 「まぁ、そうなんやけど。女の子でその喋り方は強すぎるし、




　 Aがこの前言ってた気になってる人とかにも引かれるで？」








　 「、、、、！」









　 確かに、志麻兄と私は血の繋がっていない兄妹。


　 でも、ずっと過ごしていた時間は誰よりも長いのには間違いがなくて、、、





　 「志麻兄が移したからやん。」







　 頑張って、まふさんの前だけでは出さないよう、細心の注意を払っている。





　 だから、一緒に帰ろうといわれた時も、本当はすんなり「一緒に帰りましょう」って


　




　 言いたかった。








　 でも、帰り道を共にするというのは、私が訛りを出してしまう確率が確実に



　 上がってしまうから。







　 少し渋ってしまった。




　 だって、まふさんはこのままの私じゃなくて、コンビニ店員としての私を見てもらいたい。







　 こんな男みたいに強い訛りをだしている私じゃない別の私を、、、、








　









　 嫌われたくないから。






　



　

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